2018年7月20日(金)何十年か振りに中ノ沢渓谷森林公園(新潟県阿賀町)に行った。ここは34年前に私が担当して調査設計を行った森林公園である。今回その改修計画を立てることになり、その業務を当社で受注したため、久し振りに現地へ行ってみた。驚いたのは当時の調査範囲からは少し外れているものの、天然スギの古木が数多く点在していたことである。当時この存在に気付いていれば、この森林公園の魅力をもっと高めることができたに違いないと思う。しかしこの天然スギの存在が知られるようになったのは最近の話らしく、地元の集落の人たちだけが知るだけだったようだ。知られるようになったのは、新潟大学農学部の紙谷教授が調査に入ってからで、まだ10年ほどしか経っていないらしい。今日はたまたま現地に来ていた紙谷教授(今年定年退官して今は名誉教授)が現地を案内してくれたおかげて、初めてあがりこの形状をした天然スギの大木を見ることができた。この周辺にはこれよりも大きいものも多く、恐らく千本以上が点在していると言われているが全容はまだ明らかになっていないらしい。次回には少しじっくり調査してみたい。また、34年前に私が設計した子供たちの水遊び場を兼ね、両岸の園路をつなぐ天端を飛び石状にした床固工がまだ残っていた。上流側の堆砂を除去すれば昔のような浅い子供用プールが復元できそうだ。これはぜひ実現させたい。
〈あがりこの形をした天然スギの大木、千年は生き続けてきたのではないだろうか〉
〈スギとは思われない形をしている〉
〈飛び石と床固工の役割は果たしているが、堆砂のためプール状の水遊び場はなくなっていた〉
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