2012年2月24日(金)、秋田県の旧象潟(きさかた)町(現在は「にかほ市」となったらしい)に、象潟九十九島という景勝地があることを初めて知った。 秋田市での打ち合わせの帰り道、相方の担当者から聞かされるまで、今まで何度も近くを通っていたのに、全く気付かなかった。 今日は2物件の打ち合わせが午前中にうまく終わったため、時間のゆとりができたこともあって寄ってみることにした。 国道7号からは見えないため、走っていて気づく場所ではない。 水田の中にクロマツが生えた小山が点在し、まるで陸の松島のような景観である。 その小山には、いわゆる鳥海石と呼ばれる大小の石がランダムに配置されたような、自然なのか人工的なのかわからない石組がある。 一体どうしてこのような景観が田んぼの中にできたのか不思議だ。 水田に水が張られて、その背景に鳥海山を望む時のこの陸の松島の景色はきっと素晴らしいと想像できる。 今日は残念ながら鳥海山は雲の中だったが、不思議な景観は一見の価値がある。 帰ってからネットで検索したところ、どうやら200年くらい昔の大地震で地盤が隆起して陸になったらしい。 松尾芭蕉がここを読んだのは、松島のようにこのあたりがまだ海だったころのようだ。 今の景観はまさにミステリースポットと言えるのではないだろうか? 次回は田植え直後の、残雪の鳥海山が望める時期に来てみたい。
〈水田の中に松の生えた小さな島が点在する不思議な景観〉
〈すべての小山には名前がつけられている〉
〈自然か人工的かわからない鳥海石の石組がみられる〉
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