2010年6月5日(土)、新潟市歴史博物館「みなとぴあ」の敷地内に移転復原された旧第四銀行住吉町支店の建物で、社員の結婚披露パーティが行われた。今年になって社員の結婚は2組目である。新郎は建築設計室の若手社員U君である。新婦は新潟大学病院の看護師ということである。実は彼が新入社員として入社したとき、わが社の建築設計室は、この歴史的建造物の解体調査と復原設計を担当していた。U君は入社したその日からこのプロジェクトの一員として配属され、完成まで2年以上ほとんどこの現場に通いつめた思い出深い建物だったのである。彼の専門は歴史的建造物や古いまち並みの調査・診断、復原設計などである。昨年は研究者としても若くして博士号を取得した。わが社の歴史的建造物の文化財診断や保存・活用に関する技術分野の2代目の後継者に育ちつつある。
今までわが社でも何組かのおめでたがあったが、ほとんどの場合事前に何らかの情報が私の耳にも伝わってきていた。しかし今回のU君の場合は結婚式の案内状をもらうまで全く知らなかった。
日常の仕事の他に、土日に和歌山県の研究フィールドに度々出向いて博士論文を纏めていた超多忙な状況であったにもかかわらず、やるべきことはちゃんとやっていたんじゃないの!と、驚きとともに改めて見直した次第である。
〈思い出の初仕事となった復原された歴史的建築物の前で人前結婚式を挙げるU君〉
〈忠実に復原した内部。現在はレストランとして利用されている部屋が披露宴の会場となった。〉
今までわが社でも何組かのおめでたがあったが、ほとんどの場合事前に何らかの情報が私の耳にも伝わってきていた。しかし今回のU君の場合は結婚式の案内状をもらうまで全く知らなかった。
日常の仕事の他に、土日に和歌山県の研究フィールドに度々出向いて博士論文を纏めていた超多忙な状況であったにもかかわらず、やるべきことはちゃんとやっていたんじゃないの!と、驚きとともに改めて見直した次第である。
〈思い出の初仕事となった復原された歴史的建築物の前で人前結婚式を挙げるU君〉
〈忠実に復原した内部。現在はレストランとして利用されている部屋が披露宴の会場となった。〉
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