2017年6月15日(木) 今日は発注者の環境省の担当自然保護官も現地調査に同行するというので、挨拶を兼ねて現地に出かけた。 上信越自動車道ができる前は、長野方面へは国道18号を通っていたので、たまには休憩がてら野尻湖に立ち寄ることもあったが、高速道路が開通してからは、国道18号を通ることがなくなり、野尻湖に立ち寄ることもなくなった。 今日のように仕事でもなければ、ほとんど来ることがない場所になってしまった。 これは高速道路を利用するようになった人たちにとっては同じであろう。 その結果、野尻湖への観光客の入込は減少してしまったらしい。 今はバス釣りやトライアスロンなどのスポーツ合宿が入込の中心のようである。 今日は天候にも恵まれ、湖岸の山腹から黒姫山と妙高山を一望に望むことができた。 このビューポイントは自然保護官に案内してもらったから来ることができたが、普通の観光客はまず知らない場所だろう。 道路状況が悪い上に駐車する場所もない状況なので、ビューポイントとして一般客を誘導するには無理がある。 今後国の施策として、国立公園への来訪者を増やそうとしているが、環境省は予算が潤沢ではないため、どこまでできるか疑問ではある。 金をかけないで住民やNPOなどのボランティア頼みでは限界がある。 それ以前に、広大な国立公園を管理するレンジャーの数を今の倍以上に増やすことが絶対必要と思うのだが・・・。
〈野尻湖ナウマンゾウ博物館前からの妙高山〉
〈野尻湖ナウマンゾウ博物館〉
〈地域住民と対象地域を調査〉
〈湖畔への既存の遊歩道もあり、散策コースとして利用は十分可能だ〉
〈野尻湖を眼下に見下ろし、黒姫山から妙高山までの展望が広がる〉
〈信濃町が管理する湖畔の休憩広場〉