たむたむの独り言

写真を中心にした情報です。

普段は見ることができない清津峡

2015-12-05 21:17:04 | Weblog

2015年11月30日(月) 今日は仕事で特別にお願いして、もう20年以上立ち入り禁止になっている崖道の旧登山道を一部踏査させてもらった。 地元の方に案内してもらい、十日町市の職員や環境省の自然保護官と一緒に、当社から5名が参加して総勢10名で入山した。 旧登山道は落石や潅木の枝の繁茂などで荒れていたが、何とか歩くことができた。 柱状節理の絶壁の迫力は、トンネル開口部の見晴らし所から見る景観とは比べ物にならない。 観光客からも、一部でも旧登山道に出られないか?という要望が出ている。 落石死亡事故で多額の賠償金を支払った管理者である自治体としては、観光客の誘客効果など考えると、安全が確保できれば利用できるに越したことはない。 国内での類似事故の判例は、ほとんど管理責任者が敗訴していることから、市では慎重になっているようだ。 

〈旧登山道は荒れていたが、柱状節理の迫力ある景観は臨場感が違う。〉

 

〈この崖道を歩くことができれば、トンネルから見るのとは違う感動があるに違いない。〉

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苗木を植えて35年かけて育てた森

2015-12-05 19:35:20 | Weblog

2015年11月20日(金) 林床一面に敷き詰められた落ち葉を踏みしめて晩秋の森を行く。踏みしめる土はフワフワしてやわらかい。 ここは35年前に我々が設計し、水田の埋立地に苗木を植えてつくりあげた人工の森である。 今では直径30cmを超える木も多い。ケヤキ、コナラ、ミズナラ、ブナ、イヌエンジュ、オオバボダイジュ、ハルニレなどの落葉広葉樹林の中にアカマツが点在している、苗木から育てた工場の中の森である。 一昨年には工場緑化で経済産業大臣賞を受賞した。 場所は新潟県燕市にある北越工業(株)の敷地内である。 今回は、コンクリートを使わず、土と石灰で固めた池の補修を行うための相談を受けて現場に出かけた。 池は中越沖地震のため、盛土の液状化によって陥没と隆起が起こり、池に亀裂が入ったりしていたのを、今年予算がついたので改修することになったのだ。 この計画を作っていた頃、計画通りの森ができる頃には我々は生きてはいないだろうと思っていた。 しかし、計画よりかなり前倒しで森が形成されたため、ある程度成果を確認することができた。 北越工業では、今年からさらに「エア万100年の森づくり計画」をスタートさせるという。 今度はその成果は確実に天空の上から見下ろすことになるだろう。

〈工場の中の人工の森〉

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