たむたむの独り言

写真を中心にした情報です。

思い通り行かない日、思わぬ人に出会った日

2010-11-20 21:49:27 | Weblog

2010年11月19日(金)、大学サイエンスフェスタin上越市の初日、オープンの準備をしたら控え室で仕事をしようと思っていた。初日はいつも朝全員が集まって顔合わせを行う。何と今日は大学広報室の担当者1人と工学部の教員1人のほか学生1人と私を入れて4人しかいないではないか!

 今までは学生だけでも10人くらいはいた。遅れて3人の学生が来るはずだというが、これでは控え室で持ち込んだ仕事なんかしていられない。昼前には近くの小学校から50人ほどが課外授業で見学に訪れる予定だと言う。結局一日中現場に張り付くことになってしまった。

 昨日は協力会社の人の車に乗せてきてもらったが、今朝彼は一足先に帰ったため、今日はJRで新潟まで戻らなければならない。時間を調べるとちょうど閉館直後の17:31発の快速がある。糸魚川に仕事に来ている会社のスタッフが帰りに寄って乗せて行ってくれると言ったが、上越ICで降りて直江津駅前まで迎えに来るのは結構面倒である。ちょうど良い電車があるからと断って、直江津駅から新井始発の「快速くびきの」で帰ることにした。所要時間はちょうど2時間である。

 初日が終わって向かいの直江津駅に行き、時刻表を見ていると、巡回展のスタッフだった女子学生が先に来ていて、「高田駅付近で人身事故があったため電車がストップしているらしいですよ」と言う。今日は会社に戻って協力会社から届いているはずのプロポの資料に目を通さねばならない。いつ動くのかわからないでは困ってしまう。こんなことなら糸魚川からの帰り車に乗せてもらえば良かったと悔やまれた。結局学生は電車をあきらめて高速バスで新潟に向かったらしい。こちらはバスの中では仕事ができないので電車を待つことにした。すっかり暗くなったホームの柱にもたれて、ボォーと向かいのホームの屋根の上に出ていた満月に近い月を眺めていた。すると突然背後から声をかけられた。振り返ると、野球帽にメガネをかけ、マスクをしている一見不審者風の男が立っている。薄暗いせいもあって最初は誰だかわからなかった。帽子とマスクをはずしてやっとわかった。長岡に住んでいる技術士仲間の知人であった。もう2年も会っていなかっただろうか。電話では今年、東ゴビ砂漠の調査に一緒に行かないかと誘った相手である。結局彼は高所恐怖症で飛行機がダメだというので断ってきたいきさつがある。その時に、この春から再就職をしたと言う話を聞いていた。 今日は、長野からの出張の帰りで、ちょうど人身事故を起こした電車の先頭車両に乗っていたと言う。何だかんだと話が弾み、45分遅れてきた快速に一緒に乗り込み、結局長岡までずっと話をしっぱなしで来てしまった。お陰で退屈はしなかったが、仕事はまたも手付かずとなる。

 21時前にやっと会社に到着。明日の協力業者とのプロポの打ち合わせ資料を確認し、メールの受発信をして22時過ぎにやっと会社を出る。今日は思い通りにならなかった一日であるが、思わぬ人に思わぬところで出会った何とも長い一日であった。

〈クチバシの感覚でカエルや小魚を採るトキの餌採り体験で、正解のカエルのフィギィアをゲットした小学2年生〉

〈スギのスツールの年輪を一生懸命数える子供たち〉

〈水素エネルギーで走る模型自動車の走行実験に集まる子供たち〉

コメント
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