お寺さんぽ Ver.03

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甲斐善光寺 (山梨)

2010年09月12日 | お寺
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は山梨県です。
こないだ先に「信玄アイス」なんてやりました、甲府市の「甲斐善光寺」です。


お寺ではありますが、どちらかと言うと歴史ファンにオススメなお寺になってます。
開山はあの「武田晴信」なのです。
山梨県と言えば、やはり彼ですねー。

時代は戦国、永禄元年(1558)のこと。
ちなみに、あと二年後くらいが「織田信長」の名が日本に轟くこととなる、「桶狭間合戦」の年です。
だいたいそんな頃。

信濃(長野県)では、「上杉謙信」との争いで有名な「川中島合戦」が行われていました。(※三/五回戦)
ちょうど信濃・善光寺付近が戦場となっており、焼失を恐れた晴信は、寺宝の移動を決意。
本尊「善光寺如来(阿弥陀さまね)」ほか、諸仏などをこの付近まで避難させたのでした…。
こうした切っ掛けで、「甲斐善光寺」が誕生したようです。



正式名称は「定額山浄智院善光寺(じょうがくざん・じょうちいん・ぜんこうじ)」
江戸時代にも徳川氏との交流から”本坊三院十五庵”という大寺院として発展。
東日本最大級と言われるほどの大勢力になったのでした。

当時の伽藍は一度焼失しており、現在の金堂、山門などは寛政八年(1796)に再建されたもの。
また本尊の「善光寺如来」こと「阿弥陀三尊像」は、武田氏滅亡後に各地を転々としていましたが、無事に信濃・善光寺へ戻りました。

こちらの金堂にある同仏像は、鎌倉時代に僧「定尊」が前立仏として造った重文です。
さらに宝物館には、半丈六という平安時代の重文「阿弥陀三尊像」、最古と言われる木造「源頼朝坐像」・「源実朝坐像」など多くの文化財がありました。


※なんと、お線香は自販機です。

そのほか、境内には戦国武将「加藤光泰」の墓があったほか、金堂の天上には鳴き龍、そして…なんて言うんだろ。
東京(世田谷区)の「玉川大師」にあった”地下遍照金剛殿”のミニチュア版のような施設までありました。
ただ、途中に明るい箇所はなく、出口までずっと真っ暗なの。
だいたい三分程度の暗闇が続くんですが、やっぱりこれが楽しいまでオススメ。

ちなみに…ひでるさんらの入った後には、たぶん中学生くらいな修学旅行の男女三名づつがチャレンジしていました。
暗闇からきゃーきゃーと女子の声が響いて、実に楽しそうでしたよ(本当)

ちょっと本気で羨ましかったです。
…いいよね、若いって(笑)
山梨に修学旅行予定がある男子は、要チェックだ!



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