絵のタイトルは、「名物男」です。
副題は、「いたらうるさい、いなきゃ寂しい」です。
今年の春に亡くなられました。いい男でした。
塩梅と言う言葉があります。
料理の真髄のような言葉です。
雨でも嬉しい。野菜が潤うから。
晴れでも嬉しい。野菜が育つから。
熱中症対策として水分を採っている。
喉の渇きをいやすのにウーロン茶を用意した。
沸かして井戸水で冷やした。ついでに塩を一つまみ入れた。
試飲した。まずい。
塩分が必要と思うなら、別に舐めた方がよい。
脳は期待するウーロン茶の味を覚えており、拒否反応を示した。
今日のタイトルは、「塩入ウーロン茶」です。
子供が困るだろうと、転ばぬ前に助けてしまう。
よけいなことをしてしまう。
子供にとって、困ることも必要だろうし、痛みを知ることも大事なことです。
我が家では、痛くても眠くても助けてはもらえません。
自分で何とかしなさい。妻の方針です。
冷たい女です。
腹が減ったら料理を自ら作る。
まずくならないよう、必ず味見をする。
なにもかも自分でやる。できないと妻に相談する。
妻には簡単なことだけど、私には途方もなく難しいことである。
逆に、筋肉労働となるといの一番に妻は助けを求める。
やって当然と言う顔をする。
ちょっと図々しいかなという時は、「こんなことができたらよいな」と独り言をいう。
私は、何度も聞くのがいやだから、すぐに実現する。
やってとは言わなかったのよ。勝手にあなたがやったのよ。
「塩入ウーロン茶」は、飲んでみなければ分からない。
普通の状態ならまずい。
汗をかいて、へとへとの時はどうか、これから試してみる。
古今東西、驚くような味付けに出会うことがある。
パクチーは、とても辛い。
タイで食べた時は、経験したことがない辛さだったけど、美味しいと感じた。
こんなものまで食べるのか。見た目がよろしくない蜂の子ごはん。
食べたら、油が程よく乗ってジューシーで美味しかった。
どれもこれも味付けがよかったからに他ならない。
都会では、一万歩の散歩をしていた。
足らぬと片足ⅠKgの重りの入った靴を履いて歩いた。すぐに筋肉痛になってやめた。
ところがここではどうだ。
毎日が2Kg入りの重りの靴を履いているような苦行の数々です。
畑仕事や山仕事のことです。
何年も徐々に重しを増やしていくと、何とかできるようになっています。
仕事が待っているので、筋肉痛なんて言ってられない。
片づけなければ次の仕事に進めない。
仕方なくやっている。
きっと、「塩入ウーロン茶」にもなじめるはずである。
作ったからには飲み干してやる。
それには、身体が欲しがるよう汗を流すしかない。
卵先 鶏が先 答えなし
2020年6月11日
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