絵のタイトルは、「赤ぽくを知ってるか」です。
この子は、当然知っている。
この地で、昔石炭を掘っていたことまでは知らないかも。
一休み 気づけばとんぼ 忙しか
妻は、いんげん豆(さやに紫の模様が出、熱を加えると鮮やかな緑色になり、美味しい)と
小豆(アンパンの餡用に使用)の収穫に忙しい。
草刈は、一段落です。
草も温度が下がるとともに、種をつけ冬支度です。
いじわるで、ゴボウの収穫を避けていたのではない。
植えるのはやめてとお願いしたが、妻は20本ばかり植えた。
それが、よくできたのです。
ゴボウは、80cm掘らないと折らないで根全部を収穫できません。
掘る機械を持っている農家しかゴボウを植えません。
この辺りでは、一軒だけです。
今日のタイトルは、「赤ぽく」です。
那須山の火山灰が降り積もり、「黒ぽく」となる。
この辺りは、元々は炭泥地で「赤ぽく」と言われる。
「赤ぽく」の上に、「黒ぽく」が積もる。
黒ぽくが1mのところもあれば、台地の畑などはいきなり赤ぽくである。
雨が降ると、赤ぽくの畑はぬかるんでは入れない。
鋤いても、ぽくぽく(スライス状)である。
黒ぽくの畑は、雨が上がり半日もするとさらっと乾きます。
問題のゴボウ掘りは、80cm掘ると赤ぽくなので、赤ぽくが見えたらそろそろ収穫です。
今年のゴボウはよくできて、赤ぽくまで伸びていた。
妻のごぼう掘りは、黒ぽくまでで、赤ぽく部分は折り取ってしまう。
意地になり、粘る赤ぽくまで掘り進む。
ほぼ無傷で、10本を収穫できました。
妻は、大満足です。
ゴボウを天ぷらにして、煮物にして出してくれました。
私は疲れ、ゴボウを味わうこともなく眠りについた。
2021年9月30日
<<あとがき>>
今日は、宿敵とゴルフの日です。
私は、姑息にも体力温存を計った。
引っ越しの疲れとゴボウ堀りで、夢も潰(つい)えた。
(筆者)
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