絵のタイトルは、「僕らは今日も生きている」です。
「酸っぱいもたまにはあるさ」と書いています。
生姜の酢漬けを描いたつもりです。
今日のタイトルは、「起業」です。
起業とは、
新しく事業を起こすこと。
(広辞苑より)
組織内の効率化(風通しがよい)を計るために、小さなチームを作る。
大型プロジェクトは高額決裁権のある人へ、交換部品は現場責任者へ情報提供し、チャンスロスを防ぐ。
そのために、チーム内で情報を共有し戦略を練り、可能な限り協力し合う。落ちこぼれはいない。
経験年数によらないフラットな人間関係を重んじ、互いに惜しみなくアドバイスもする。
結果、チームの売上を上げ、さらに会社に力をつけ、自らの給料も右肩あがりとなる。
人がうらやむような環境で仕事をし、どんなに高い給料が保証されていても辞めて起業する人がいる。
それは、どこまでも一つの駒であり、うまく行ってる会社内での移動はないからである。
小さな会社でいろんな仕事をさせられ、苦労している友人がうらやましいのである。
生きがいは、金では買えないのであろう。
起業したいと辞めた人を会社は気持ちよく送り出す。
会社で培ったコミュニケーション能力と、チームで動くための各種戦略を学んだ。
辞めた人は、自分を育ててくれた会社に感謝し、学んだことを活かして、活躍する。
活躍する人たちが辞めた会社の評判はあがり、さらに良い人材を採用できる。好循環である。
不満は、けっして好循環を生まない。
やってみたいことがあれば、趣味でもよいすぐ取り掛かることです。
セカンドビジネスの真似事(シミュレーション)をするだけでもよい。
転職を決めるのも給料が出るうちです。
これから定年(65歳)が伸びて、セカンドライフを始めようとしても、身体が動かない。
長い間、組織のなかで暮らすうちに、「塩漬け」になる。
ある組織の常識は、他の組織では通用しない。
仲良しクラブは、転職や定年と共に崩壊する。
起業は、冒険である。起業して、10年後に生き残っている会社は4%である。
小さなチームで、数々工夫したことを思い出してみてください。
見積もりの95%は失注します。失注した案件から学ぶことは多いし、引き出しが増えている。
給料をいただきながら、学ぶこと(オンジョブトレーニング)は多い。
「あんたは、馬鹿か鈍いのか」とオファーを断る理由で無理難題を顧客から言われました。
気づかず、食らいついたことを思い出してください。
無理難題を解決するために、本を読み漁り、社内や他社の友人に相談をしました。
それが生きるのです。
起業は、会社を興すことだけとは限りません。
組織から離れ、一人で何かをやることなのです。
分業化されていないし駒でもないから、いろんなことをやらなければならない。
知らないことばかりです。できないことばかりです。
培ったチーム内のコミュニケーション能力とチームで磨いた戦略経験が生きるのです。
シミュレーションをするだけで、何かがたりないと思い巡らせ、不足分を埋める努力を始めます。
夢見る夢子さんから始めましょう。本でもだめで、人の経験話でも実感が湧きません。
起業してもすぐには結果は出ません。起業した時の投資が戻り始めるのは5年後です。
起業後数年は、起業した会社からは給料が出ないと思った方がよい。
家族を抱え生きるためには、なんでもしなければならない。アルバイトだってやることになる。
数年を生き抜くために、貯えが必要です。お金だけとは限りません。
損得の無い友人関係が財産です。唯一の理解者で協力者は妻です。家族です。
それでも起業することを勧めます。
指示を出すだけのことに慣れてしまいました。行動を起こすのは部下であり協力業者でした。
起業すれば、計画を練るのも自分、実行に移すのも自分です。
しばらくかいたことのない清々しい汗をかきます。
なんにも知らない若いころかいた汗とは少し違います。
汗の意味が分かるのです。でも思うように汗はかけなくなっています。
ちぐはぐですが、それが起業です。
渡り鳥 命をかけて 飛ぶ定め
2020年4月19日
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