故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

自尊心

2020-04-24 02:37:33 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「棘もいぼいぼも味」です。
ゆずでしょうか。


今日のタイトルは、「自尊心」です。
敢えて、プロジェクトエンジニアーのカテゴリーに入れます。
仕事とはいえ、勇敢にそして臆病に、エンジニアリングを成し遂げて欲しいからです。
何よりも大切なのは、「自尊心」です。

自尊心とは、
殺される(家族の安全を脅かされる)のは怖い、
自分にうそをついて生きたくない。(中国人風刺アーティストの言葉)
改めて自尊心とは、
自尊の気持ち。
特に、自分の尊厳を意識・主張して、他人の干渉を受けないで品位を保とうとする心理・態度。
プライド。
(広辞苑より)

例えば、パン一切れを盗んだとしよう。
銀行強盗をした。
殺人をした。
どこまでが、自尊心を保てる限界なのか。
「殺人狂」では、百万の人を殺せば英雄で、一人を殺せば犯罪者である。
とチャップリンは映画の中で言っていた。

私は、多くの間違いを犯している。
それでも、常に自尊心と戦い続けている。
弾丸をよけながら、生き続けている。
弾丸に悪意があるのか、流れ弾なのか見極めている。
悪意の弾丸には、他の人に気をつけなさいと目印をつける。
戦えるものなら、抗議する。

エンジニアリングの仕事を続けることが、社会の役に立つと信じていた。
仕事を続けるために、知恵を絞った。それしかなかった。
連戦連勝でないと、プロジェクトマネージャーは続けられない。
騙すわけではないが、すれすれの取引をしてきた。
時にはばれた。しかし、受け入れてくれた。
私が必要だったからと自負している。

常に正義とは限らない。
正義だって、時代によって変化する。
語り継がれる正義がある。
時代が変わっても、個人の自尊心が共通(普遍)だからだと考える。
常に我々は、組織と個人の関係の中で生きている。
健全な組織などないと言える。
組織を作る個人に自尊心があれば、揺れながら光(自由)を求める。

命と自尊心を天秤にかけられる。
慌てないことである。
選択はしないで、一時逃げる。
そして、また戦えばよい。
魂を売ったとて、自尊心迄売ったわけではない。
自尊心を粉々にされたとて、自尊心は再生できる。

知らぬうちに自尊心を捨てることがある。
何(金や権力)も持たなければ、守ることだってないはずであった。
自尊心はどこへ行ったのやら。そんな人がいる。
気づかせてくれる人を遠ざけて、イエスマンばかりを重用する。
イエスマンは、次の何かになびくのに。
これは、残念としか言いようがない。
プロジェクトエンジニアーは、そうであってはいけない。
信じるものがあれば、どこまでも努力することです。
足りなくてもよい、失敗を糧にして埋めることができる仕事です。
努力できる原動力は、自尊心です。
お前は、そんなものかと問い続けてきました。
そして、今も弱い自分と戦い続けています。

真水ゆえ 泥に汚れし 塩気あり

2020年4月24日
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