故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

カレンダー

2016-03-01 11:34:39 | よもやま話

2月になって届いたスイスカレンダーです。
普通の航空便は、案外時間がかかります。
送り主は、友人の奥さんからでした。
見かねて送ってくれたのが現状でしょう。
私も、毎年2人に送ります。選ぶのは、Typicalな日本カレンダーです。
今年も浮世絵と火消しのまといでした。


働いている時は、いつも遅れがちでした。
カレンダーを買いに行くのに、どこへ行こう。
デパートか本屋か。
郵便局から送るわけです。
この2つのハードルが結構高く思えました。
梱包も、結構考えます。
よって、いつも遅れがちになります。

家の中の一番いい場所を開けて待っているよ。と毎年言ってくれます。
年賀状を書くのも、結構時間がかかりそうな気がします。
取りかかれば、2日もあればできるのですが、なかなか時間がとれない。
図案も決まらないで、一日延ばしになります。
今は、絵をいっぱい描いているので、その中からこれと選べます。
その年の初めに伝えたい気持ちを表すものになります。

30年前、スイスに初めて行った時、同僚が観光案内してくれました。
行ったところは、チューリッヒ湖をイタリア側に走った牧場地帯でした。
見たものは、800mの断崖でした。上から見下ろしました。
同僚に尋ねました。凄いところだけど、観光客が少ないように思うと。
スイスじゃそこら中にあって珍しいものじゃないからかな。との返事。
氷河が作った深い谷だった。

スイスは緑がいっぱいです。
観光が目玉の国ですから、緑いっぱいで観光客を迎えたいと政府は考えました。
緑税なるものを考案し、緑を保っている農家には補助金が出しました。
皆さん、広大な土地を手っ取り早く緑にするため、牧草地にしました。
間伐材がきれいにとられた森です。チューリッヒの裏通りに入ると、アパートにさえ煙突があります。
夜になると、その煙突から煙と蒸気が出ていました。
二酸化炭素排出規制などないようです。

スイス人もドイツ人も、相手の国を田舎と言います。
私には、軍配はあげれません。
ドイツは、ゴミが多くスイスは少ないように思いました。
どちらの国民も倹約家です。

日本では、たき火さえ気を使います。
スイス政府が、やはり援助を出して、薪をたく暖房を推奨しているようです。
薪は、普通に売っていて安いそうです。
スイスの深夜テレビの一局が、一晩中暖炉で火が燃える映像を流しています。
癒されます。

スイスでは、田舎に行くと信号がありません。
四つ角に来ると、円形の道路に4か所から入ります。
周回して、自分が行きたい方向に出ていきます。
円形道路に入るため速度を落とします。信号待ちはありません。
実に合理的です。
高速道路は無料です。街燈もありません。
車を持っている人が、5,000-10,000円/年払います。
それだけです。ガソリンのセルフサービスは、30年前からありました。
スイスでは、隣が家を建てる時、近所の人が集まって議論をします。
皆さんの合意を得なければなりません。
面倒なような気もしますが、合理的で民主的です。

来年送るカレンダーは、自分で描いた四季折々の風景や日本のクールにしましょう。
面白いかもしれません。

偉い人 自由に話す 場を作る

2016年3月1日

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