故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

受電

2015-07-24 02:59:21 | プロジェクトエンジニアー
  アクアラインのトンネルの掘削器具です。


受電をしよう。
遅らせることはできない。

この1か月半、念仏のように唱えてきた言葉です。
いよいよ、明日受電をします。

既存工場から引いた仮設電源を皆で分け合ってしのいで来ました。
スポットエアコンを入れるとブレーカーが飛びました。
37℃の酷暑の中、職人の皆さんには扇風機だけで過ごしていただきました。
やっとここまでこぎ着けました。

明日からは、本設電気で明るく職場を照らせるはずです。
スポットエアコンで涼がとれるはずです。

古いキューピクル(高圧受電設備)を撤去し、新しいキューピクルを設置しました。
天井を張る前に、電気ラック(通線共)とダクト&歩廊を設置しました。
追っかけ、追っかけられる工事でした。

2500m2の床、天井、そして壁の化粧(クロス貼り&ペイント)も、来週にはほぼ終わりです。
私は、外構担当です。木々の剪定も終わり草も取りました。どぶもさらえました。
大雨で、浸透桝が飲みきれないことが解りました。新しい浸透桝の掘りなおしです。

私達の仕事は、結果がすべてです。
仕事が終われば、何事もなかったように誰もいなくなる職場です。
プロフェッショナル達は、また一つ構築物を残しどこかに行ってしまうのです。
いつの日か、別の現場で顔を合わせるのです。
「あの時の」だけで、互いの力を認め合う仲になるのです。

冒頭の絵は、東京湾のアクアラインを掘った時の掘削器具です。
器具と呼ぶには、あまりにも巨大な円盤です。
何年もかけて掘ったのです。

仕事は終盤戦です。
使う人に快適に使っていただければ本望です。

縁台で ねじり鉢巻き 待ったなし

2015年7月24日

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