故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

日々努力

2018-07-23 07:02:50 | プロジェクトエンジニアー

浅草寺の大きなわらじです。
この暑さの中、どうしてこの寺に多くの人が参詣するのでしょう。


外で仕事をすると、30分もしないうちに汗びっしょりです。
水を飲んで、シャツを着替えて、ついでに身体も冷やして、再度外に出ます。
またまた汗びっしょりです。

今月は、カフェに来られたお客様が175人となりました。
17日営業しました。つまり、10人/日以上の来店客数です。
そのうち、夜の予約が10日ありました。
夜の営業の日は、帰るのは22時過ぎになります。
50時間の残業です。

休みの日、カフェに来店客がいない時(早朝、昼間)に農作業と草刈りをします。
レーザービームで草刈りをすることもできないから、こつこつとなります。
カフェでの私の担当は、焼き物と妻のアシスタント(準備、皿洗い、買い出し)です。
指紋が薄くなるくらい洗い続けます。

妻も一生懸命です。
いただいた野菜(近所、我が家の畑)を中心にメニューを工夫しています。
助けてくれるのは、メニュー本です。
妻と私の子供から送られてきた貴重な本です。
予約客のお任せ料理のメニュー作りをします。
食欲がなくなるこの時期、食べていただける料理の挑戦が続きます。
買ってきた食材を残さぬ努力をしています。
一番の工夫は、お客様の懐とお腹に優しいメニューです。
こんな金額でやっていけるのかとお客様は心配されます。
私達が提示した金額以上をはらっていかれるお客様はおられません。

それでよい。
私達は、注文生産にこだわり続けています。
お任せ料理もその一つです。
メニューは、任せていただく。
ある食材で、工夫をします。
連日来られるお客さまには、同じメニューは出しません。
手を替え、品を変えることになります。
食べっぷりを見ながら、次から次に料理を出します。
もう出さんでよいと叱られることもしばしばです。
余ったものは、タッパに詰めてお土産にしていただきます。
生ごみは、コンポストで畑に入れてやる。
余るのも楽しみです。

人が集まる場所を提供するのが、私の仕事です。
コーヒーも紅茶もこだわり続けています。
アイスコーヒーが売れるこの時期、
コップに氷を入れて容器を冷やし、熱湯で丹念に入れたコーヒーは氷水で冷やします。
コップに溜った水を捨て、美味しいコーヒーの適量を適温に入れて出します。
どの銘柄がアイスに適するのか、この方の好みはと徹底的にマーケッティングします。
こんな田舎で、美味しいものをと思っていただけると嬉しいのです。

持ち込み(食べ物、飲み物)自由なのも工夫の一つです。
私達には、お客様の多様なニーズ(飲み物への好み)に応えるだけの、
品種と量を保管することができません。
また酒類販売権も取得していません。
お客様の中には、これを友人に食べさせたいと思われる方もいらっしゃいます。
それでよいのです。
私達は、お客様の好みを邪魔したくありません。
場を提供するのが役目です。

一つずつ工夫を重ねています。
一つずつ努力を重ねています。
一人の満足を優先させています。
世界一入りにくいカフェで良いのです。
初めて入店されて、病みつきになるのが私達のねらいです。
奇妙奇天烈な経営方針です。

これでよい あれと思われ また来るか

2018年7月23日
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