茫洋とした印象の彼です。
しかし、目は意志をもっているようです。
今日のタイトルは、「光と影」です。
タイトルは、抽象的で自分でも理解しがたいものが良い。
プロジェクトのコンセプトを決める時、苦悩しました。
これから始めるプロジェクトを一言で表すわけですから、簡単ではありません。
A3のコピー用紙に、プロジェクトで必要なもの(思想、技術、問題点と解決法など)を
思いつくまま、書いていきました。自分の現在の力をさらけ出す作業でした。
潜在的な必要なものを抽出するためでした。
一時間余りで、貼り足したA3のコピー用紙は10枚を越えました。
出尽くしたころ、関連がある言葉を線で結びました。
線が多い言葉を集めてコンセプトを抽出しました。
現在の力で考えられる、自分でもまとめきれない潜在的な想いでした。
その言葉(コンセプト)で、プロジェクトを引っ張りました。
迷ったときの道しるべとなりました。
言葉が持つ力は、想像を超えるものがあります。
それぞれの人の考え方は異なります。考えの基礎となるのが言葉です。
言葉で考え、言葉で伝えます。
外人と付き合う時、外国語の力より母国語の能力が優先される所以です。
さて、「光と影」について書き始めます。
私にとって「光」とは、先頭を走る人のことになります。
「影」は、次を行く人のことです。
影があってこそ、光は鮮明さを増していきます。
光だけでは、透明のままです。
あるいは、光がまじりあってやっと色になります。
主導と従動は、光と影のようです。
引っ張る人は、想いをコンセプトのような抽象的な言葉で表現します。
従動する人は、それを具象化します。初めて形になる訳です。
どちらも必要な人であり、どちらかが優れているとも言えない。
地域おこしを考える時、これが必要だと思い動きます。
自ら提唱するものであったり、誰かが考え従うものです。
どちらも結果は同じようなものです。
しかし経過が違う。
従動は後戻りが出来ないけど、主導は反省が効くことになります。
主導する人は何処が間違っていたと気づきますが、立証できないのです。
全てを自分でできないからです。
結果として、チーム力となります。
一人では、何にもできない。
世の中には、自分で引いたレールの上を長い時間かけて走る人がいます。
それも良しです。
光のような家長(多くの場合とうちゃん)がいます。
一生懸命家族を想う人がいます。光を大切にする影のような存在です。
代表者は、かあちゃんです。
かあちゃんのやる仕事は実に多く、てきぱきとやらないと終わらぬものばかりです。
そんなことはないよと言われるなら、一度やってみたらいかがでしょう。
あかぎれの手を温めながら、再度冷たい水を使うようなことなのです。
妻が骨を折り、初めて気づく「家事は難行」です。
光が総理大臣なら、影は国民です。
どちらも大切な存在と思うはずです。
影動き 月が照らすは 木々ならず
2018年2月3日
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます