チャーミングな女性の絵を描くことができました。
この方は、控えめです。
今日のテーマは、「特産品を作る」です。
美味しいものが、決して高いとは限りません。
食べたいもの。
昔食べて、美味しかったもの。
頑張ったからあげようと、褒美でいただいた美味しいもの。
皆が、これは美味しいと言われるもの。
この中のどれかに出会うと、私達は食べ物が美味しいと思います。
美味しいものを作るとなると、話は変わります。
私達は、使う素材(原料)も基本的な味付け(油、砂糖、出汁)も似たり寄ったりです。
毎日食べているものは、変わり映えがしません。
これを長い間食べ続けると、味覚音痴になるかもしれません。
特産品を作るからと言って、アイデアも出てきません。
美味しいものを知らないと言っても良いかもしれません。
いつからこのようになったのでしょう。
スーパーに行くとよく解ります。
基本的な食材を買います。それ以外のものを買うときに悩みます。
高いのか、料理はどうするのか。
スーパーは大量に同じものを買って売る。
作る側も、同じものを大量に作る。
種さえも外国産(似たような品種)のものであり、
規格品(まっすぐで同じ太さ)のような姿の野菜を作っています。
作る産地が長雨や冷夏になると、途端に値段は上がってしまいます。
何かおかしい。
畑では、規格品外のものも出来るはずです。
網にかかるのは、売られている魚ばかりとは限りません。
どうやら、物流側の理屈で物事が進んでいるような気がします。
味付けもナショナルブランド(物心がついた頃より食べる味)に
摺り込まれているような気がします。
物流がこんなに便利にならない頃には、季節ごと地域ごと違うものを食べていたんじゃないか。
自分たちが食べるためにいろんな食材を食べる分だけ、作っていたんじゃないかと思います。
物流にうまく乗せるために、規格品(箱にきちんと並べて運べる長さも太さも同じようなもの)が
作られるようになったのではないでしょうか。
網にかかる雑魚(売れない魚)は捨てられるようになったんではないでしょうか。
特産品を作る。この課題に挑戦します。
食材も知らなければ、料理法も知らない
画一的な味付けしか知らない、第一美味しい味を知らないものが作れる訳がありません。
私は、まず食材を知ることから始めたいと思います。
野菜を作る過程を知りたい。野菜の本当の味を知りたい。
野菜の美味しい食べ方を知りたい。
地域に埋もれている知恵を教えて頂こうと思います。
特産品は、それからです。
食べるため 生きるためにと 土を掘る
2016年5月3日
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