故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

特産品を作る

2016-05-03 08:37:41 | よもやま話


チャーミングな女性の絵を描くことができました。
この方は、控えめです。


今日のテーマは、「特産品を作る」です。
美味しいものが、決して高いとは限りません。

食べたいもの。
昔食べて、美味しかったもの。
頑張ったからあげようと、褒美でいただいた美味しいもの。
皆が、これは美味しいと言われるもの。

この中のどれかに出会うと、私達は食べ物が美味しいと思います。
美味しいものを作るとなると、話は変わります。
私達は、使う素材(原料)も基本的な味付け(油、砂糖、出汁)も似たり寄ったりです。
毎日食べているものは、変わり映えがしません。
これを長い間食べ続けると、味覚音痴になるかもしれません。

特産品を作るからと言って、アイデアも出てきません。
美味しいものを知らないと言っても良いかもしれません。
いつからこのようになったのでしょう。
スーパーに行くとよく解ります。
基本的な食材を買います。それ以外のものを買うときに悩みます。
高いのか、料理はどうするのか。

スーパーは大量に同じものを買って売る。
作る側も、同じものを大量に作る。
種さえも外国産(似たような品種)のものであり、
規格品(まっすぐで同じ太さ)のような姿の野菜を作っています。
作る産地が長雨や冷夏になると、途端に値段は上がってしまいます。

何かおかしい。
畑では、規格品外のものも出来るはずです。
網にかかるのは、売られている魚ばかりとは限りません。
どうやら、物流側の理屈で物事が進んでいるような気がします。
味付けもナショナルブランド(物心がついた頃より食べる味)に
摺り込まれているような気がします。

物流がこんなに便利にならない頃には、季節ごと地域ごと違うものを食べていたんじゃないか。
自分たちが食べるためにいろんな食材を食べる分だけ、作っていたんじゃないかと思います。

物流にうまく乗せるために、規格品(箱にきちんと並べて運べる長さも太さも同じようなもの)が
作られるようになったのではないでしょうか。
網にかかる雑魚(売れない魚)は捨てられるようになったんではないでしょうか。

特産品を作る。この課題に挑戦します。
食材も知らなければ、料理法も知らない
画一的な味付けしか知らない、第一美味しい味を知らないものが作れる訳がありません。

私は、まず食材を知ることから始めたいと思います。
野菜を作る過程を知りたい。野菜の本当の味を知りたい。
野菜の美味しい食べ方を知りたい。
地域に埋もれている知恵を教えて頂こうと思います。
特産品は、それからです。

食べるため 生きるためにと 土を掘る

2016年5月3日


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