何がいるわけでもありません。
夜は、とても怖い。
昼間に行った「ほたるの里」に、妻と二人で夜8時過ぎに行きました。
数百の蛍が飛んでいました。大きな源氏蛍で、光も大きい。
すーっと飛んでいく様は、とても速いように感じました。
しばし、幻想的な夜の闇をロマンチックな気分で見ました。
帰り道、ライトに映る目前の闇は、黒一色で威圧感がありました。
子どもたちに見せてやりたいと大人は思います。
きっと、親の心配もよそにはしゃぐことでしょう。
それで良いのです。心配しても始まらない。
夜、ものを考えたり、記事を読んだり書いたりします。
眠くなるまで、その仕事は続きます。
決して嫌いではありません。
時々、孤独になることがあります。
エアーポケットに落ちた時のような気持ちの悪さです。
世の中から忘れ去られているような錯覚です。
自らそうしているのにも関わらず、勝手な錯覚であり弱さです。
今日のテーマは、「夜は魔物」です。
夜は、別世界です。
点けたままのテレビがうるさくて起きだしました。
床に就いたら、消すべきだったな。と少し反省します。
寝なくちゃと思いながら、うとうとするくらいならと
起きだします。
絵を描いていると、どんどんマイナス思考になっていくことがあります。
破らなければと思いながら、決心がつかぬまま塗り続けます。
ここまでと決めて寝ることにします。
朝の光の中で、もう一度見てから決心します。
一生懸命描いているではないですか。
夜は、この良さに気づきませんでした。
悪い所ばかりが目に付きます。
要するに、自分の世界に入り切っていると思われます。
眠気にも誘われ、精神的に追い詰められているとも言えます。
普段とは、違う考え方をしてしまう。
こんな気持ちになったら、さっさと寝ることにしています。
病院に肉親を見舞いにいくことがあります。
夜に起きだし、昼間寝る患者に会います。
長期入院の方に多いように思います。
夜も明々と点いてる病棟の電気です。看護のためには仕方がないことなのでしょう。
個室なら消す必要もなく、夜中点いていたりします。
病室が白い壁であったらさらに状況は悪くなります。
痴呆が進む原因ではないかと思ったりしました。
夜は魔物です。
ほどほどにして寝ることにしましょう。
そのうちに 昼寝から覚め 朝じたく
2016年6月23日
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