所用で家内と孫を乗せて和歌山市内を走っている時だった。
家内が言った。「途中、ユニクロがあるからチョット寄って。12/10までの期間限定で売出ししているパンツ(ズボン)を買いたい」と。
家を出る前から、そのつもりで下調べしていたことは明らかだった。
買い物が終わるのを車でじっと待っているのは退屈するしと、コロナ感染防止を意識しながら皆で店に入ることになった。
店に入ると、自分と孫は、家内とは別行動することにした。
・・・孫・・・
せっかく店に入ったので、孫には「おばあちゃんが自分のを探したり試着したりに時間がかかるはずやから、その間に欲しい服が見つかれば買ってもいい」と。
5分も経たないうちに、「これ、欲しい」と買いたい服を指さした。
・・・自分・・・
家内は物色中らしく、まだまだ時間がかかりそうだったので、孫を連れ、今度は自分のパンツ(ズボン)を見て回った。
すぐに、買ってもいいかなと思うパンツが見つかった。孫も、「それ、いい」と言ってくれた。
孫は服を、自分はパンツを持って家内がいるエリアに行き、「これ、一緒に買って」と、家内の買い物かごに放り込んだ。
・・・勘定が終わって・・・
勘定が終わり、車内に戻ってから家内の「ぼやき」が始まった。
「私のパンツ、1990円のが1290円に値下げしたから、店に入ったんや」
「なのに、孫の服は値下げなしで1990円もした。私のより高かった」
「お父さんのは定価3990から値下げしてたけど、それでも2990円もした。一番高かった」
「私のが一番安かった。安くなったから買おうと入ったのに。かえってエライ高ついてしもた。何のために店に寄ったのかわからん」
・・・自分と孫・・・
「自分達、買いたくて店に入ったんと違う。待ち時間が退屈で見て回っていたら、たまたま気に入ったのがあったんや」
「店に連れて行かれたんやから、しゃーない・しゃーない」と。
<待っている間、ついでに買った自分のパンツ>
それにしても、「ヒートテックスマートスリムフィットパンツ」という長ったらしい呼び方なんて、覚えられそうにもない。
「まあ エエッか」
色・柄・生地・履き心地が気に入って決めたんやから・・・
『オカンより高いものを衝動買いして、ごめんなさい!』と言うべきだったかも・・・!