神奈川の知人から電話があった。久しぶりだった。
知人:「別に用はないんやけど。どう元気?」
自分は眼の病になったことを話した。彼はすこぶる元気だった。
・・・娘さん・・・
知人:「4月〇〇日、娘が卒業して帰って来る。卒業したら博士号をくれるらしいわ」
自分:「ヘェー 凄いなあ! 娘さん、博士か」
知人は遅くに出来た一人娘を可愛がっていて、電話の都度、その成長ぶりをいつも嬉しそうに話してくれる。何年か前、娘さんが慶応大を卒業し、娘が行きたいと言い出して沖縄の大学院大学に入学したと聞いていた。
自分:「大学院大学の5年間、仕送り、大変やったやろ」
知人:「大学院大学、学生に年間〇〇〇万円の経済的援助があったので、大してお金はかからなかった」
自分:「へェー そうなんや!」
電話が終わってから、沖縄大学院大学を調べてみてビックリ。大学の名前は彼から聞いて知っていたが、想像を超えていた。授業が全て英語だし、学生層も講師陣も日本の大学とは大違いだった。凄い大学だった。
その娘さんが、沖縄の大学で知り合ったイギリス人と結婚したことは以前に聞いていた。
自分:「娘さんの旦那さん、どうしてるん?」
知人:「〇〇(地名)の〇〇(会社名)に勤めている。量子力学の研究をしていると聞いたけど、量子力学って何のことやらわからん。学会でチョクチョク海外にも行くらしい。この前、ネイチャーとかいう雑誌に載ったらしい」
言った。
「ヘェー 凄いなあ! 夫婦二人とも博士って凄いなあ!」
「量子力学って確か物理の分野やで。自分達とは住む世界が違うなあ」
「娘さん、今度は家に近いところに住むんやから良かったなあ」
「でも欧米企業では優秀な人材は転職するのが当たり前らしいから、旦那も娘さんも海外に転職することも覚悟しといた方がエエで」
「娘の旦那さん、イギリス人やから、アンタも英会話勉強せなあかんなあ」
知人:「彼、日本語検定1級や。日本語ペラペラや。心配いらん」
自分:「そら 良かった」
電話が終わってから気づいた。娘さんが戻って来るとは聞いたが、卒業してからのことを聞き忘れた。
・・・梅500本?・・・・
知人:「梅、500本植えたで」
自分:「ヘェー 500本?」 「アンタ、自分よりは若いけど、それにしても、これから何十年生きるつもりや。後継者、考えとかなアカンのとちゃうか」
知人:「ほんまやなあ・・・ 探さなアカンなあ」
知人は南高梅の本場「みなべ」に親爺さんが栽培していた梅畑を持っている。そこは親戚の人に作ってもらっているが、彼自身も梅栽培については精通している。近くであれば梅畑を覗きに行ったりもできるが、神奈川はちと遠すぎる。
・・・・・・・
去年、青梗菜で〇〇〇万円売り上げたとか、JAから頼まれて大量の玉ねぎ苗を植えたとか、いろんな話も聞かせてもらった。感心するだけでなく突っ込みも入れさせてもらった。楽しい会話が続いた。
彼の生き生きとした話を聞いていて、たくさんの元気をもらった。
目も回復したみたいだし、自分も頑張るぞ!
雨上がったら、畑に出るぞ!
イヤ、先に青春クラブの社協提出資料仕上げるぞ!