地区の青春クラブに7つ目のサークルとして「輪投げサークル」が発足し、会員30数名のうち13名が「輪投げサークル」に加入した。
・・・輪投げのルール・・・
遊びとしての輪投げは知っているが、ルールがあるのかないのかさえ誰も知らなかったので調べてみた。
「公式輪投げ協会」が決めているルールがあった。輪投げ用具も仕様が事細かに規定されていた。
地区公民館に2セット置いてあった旧老人クラブが使っていた「輪投げ用具」とは違っていた。地域老連主催の輪投げ大会で使用されている「輪投げ用具」とも違っていた。
輪投げには「国際ルール」もあった。「公式輪投げ協会」と「用具」は同じだったが、ルールが多少違っていた。
・・・輪投げセットもいろいろ・・・
A.イベントやレクレーション用(例)
B.上記のAと使途は同じだが、数字は好きなように並び替えができる。
C.公式輪投げ協会仕様の公式大会用:輪の内訳が上記と異なる。青の1本はルールで使い方が決められている。
・・・輪投げセットの選択肢・・・
輪投げサークル活動にあたっては、選択肢が3つあった。
①会員の健康やレクレーションだけを目的としたサークル活動にする
②地域老連主催の輪投げ大会を想定したサークル活動にする(上記B使用)
③国内の大会や国際大会も視野に入れたサークル活動にする(上記C使用)
選択肢によって、「使用する用具」も「ルール」も異なった。②③の場合だと、新たに用具を購入する必要があった。
・・・さて どうする・・・
事務局兼会計という立場上もあって、そうした①②③の状況を説明し、皆の意見を聞かせてもらった。
意見を集約すると・・・
『①が目的だから普段は既存の用具で十分。ただ②の老連の大会に参加する会員もいるので、大会前には大会用の用具にも慣れておく必要がある』
事前に会長や他の事務局員といろんなケースを想定した用具購入について相談し了解してもらっていたので、会員の意向を踏まえ、②と同一仕様の「輪投げ用具」を購入することにした。
・・・・・
「健康体操サークル」と「輪投げサークル」の両方に入っている会員が多いので、毎週、健康体操終了後、引き続いて輪投げサークル開催の方向となった。ただ、ボツボツ極早生みかんの収穫・出荷が始まり参加できない会員も増えるので開催するかどうかは未定。
新たに決まった「サークル責任者・副責任者」と事務局で運営方法や予算について、あらためて相談することにした。
・・・調べてわかったこと・・・
昔からある輪投げ。縁日やレクレーション用の輪投げ盤には番号の付し方が様々あると知った。盤の番号を自在に配置換えできる用具があることも知った。輪投げ盤や投げる輪の大きさや素材もいろいろだった。
公式輪投げ協会が用具の仕様やルールを決めていることも知った。統一道具・統一ルールにもとづき各地で大会が開催されていることも知った。国際ルールまであるということも知った。
定かではないが、起源が紀元前200年頃のヨーロッパの馬蹄投げだということには驚いた。まさか、それが輪投げに発展したなんて・・・
・・・輪投げ なめたらアカン・・・
国内大会では2m離れて投げるのが主流みたいだが、世界大会や地域の老連大会では5mも離れたところから投げる。
単独方式だと輪を5m離れたところから9本投げるだけの単純動作だが、縦・横・斜めのビンゴ加点もあり、9カ所全てに入ればパーフェクト点もあるゲーム。
投げてみて分かった。合計点が他の人より少なければ何回も挑戦したくなる。ビンゴが出るまではと意地になれば延々と投げ続けることになる。疲れるどころではなかった。本気で向き合えば、輪投げはお年寄りのお遊びレベルを超えていた。