紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

みかん みかん みかん

2020年12月14日 | 田舎暮らし&家族

先日、留守の間に「みかん」の入ったコンテナが倉庫前に置かれていた。よく見ると、我が家のコンテナに移し替えてくれていた。

<置いてくれていた「みかん」>

心当たりに電話してみた。

さすがに、「みかん、持ってきてくれた?」とは聞けないので、「今日はウチに寄ってくれた?」と聞いた。

2軒目で「ウン、みかん置いてきた」と。

 

・・・「中生みかん」よりも「早生みかん」・・・

「これ、早生みかん?」と聞いた。

「それ、中生や。中生の方が味がのってると思って」

「でも早生の方が袋が薄いので、そっちの方が好き。もう早生、ないん?」

「コマ(出荷規格外の3S)やったら、残ってるよ」

「欲しい・欲しい。もらえる?」

「加工用やし、どうぞ・どうぞ」

コンテナ持ってもらいに行くつもりだったが、翌日、わざわざ持ってきてくれた。お礼に、冷凍保存してあった「白菜」を渡した。

 

・・・別のみかん農家宅で・・・

「もうない・欲しい」と聞いていた農家に、「白菜」と「冷凍保存してあった白菜の漬物」を持って行った。

「みかん、持っていく?」と聞いてくれたので、せっかくなので「貰っていく」と。

外は暗くなっていたが、倉庫に案内してくれた。

「これ、夕べ選果機で選別した「コマ(出荷規格外の3Sサイズ)」。加工用でしか出荷できへんから全部持って行ってくれたらいい。親戚にも、持っていったら」と。

そこには5ケースが積まれていた。

<電気の灯りに照らされたミニサイズのみかん>

「おおきに。1ケースだけもらって帰る。コンテナ持ってきてないから、借りとく」

 

・・・我が家の倉庫・・・

貰ったミカンは食べきれないので、子ども世帯や親戚に何回も配っている。

それでも我が倉庫には、「みかん・みかん・みかん」。

ご近所のみかん農家が、いつも気遣ってくれることに感謝するばかり。

この地に生まれ育ったからこその「人の温かみ」と「みかん三昧の有難さ」を痛感するばかり。

 

・・・「有田みかんは、幸せみかん」(JA機関紙より)・・・