紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

「川田みかん?」 そんなん知らん!

2020年12月17日 | 田舎暮らし&家族

久しく会っていない農家の奥さんが来られた。

「この間、立派な柿や芋や白菜の漬物をもらって、おおきに」

「これ、『川田みかん』って言うんよ。食べてみて」

「川田みかん? 初めて聞いた」

「作っている人は殆どいない。高糖系で美味しいんやけど、2~3年に1回しか実がつかんミカンなんよ」

「ホンマ。そんな希少なミカンやのに、しかも出荷できる立派なミカンばかり・・・勿体ない」

「それから、これ、知り合いからの貰いもんやけど食べてみて」と、「不知火ジャム」も持ってきてくれた。

考えてみれば、不知火やデコポンは食べるけど、ジャムなんて食べた記憶がなかった。珍しい!

帰られてから、早速「川田みかん」を食べてみた。表皮・袋が厚かったので、「川田みかん」は晩生ミカンだとわかった。

さすが、高糖系だけあってコクがあって美味しかった。多分、小売店ではkg当たり千円ぐらいはするかもと思った。

 

・・・体を心配してくれて・・・・

「そりゃそうと、この間、主人から聞いて知ったんやけど、体の調子悪かったんやって。元気そうやと思っていたのでビックリして・・・ 体、どう?」と気にかけてくれていた。

前立腺生検のことやら、救急センターに何回も走ったことなどを話した。

「おおきに。もう落ち着いた」

「そりゃ 良かった」

 

・・・帰られてから・・・

珍しい果物やジャムを頂いただけでなく、我が体調まで気にかけてくれていた。その気遣いや温かみが心にしみわたった。