酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

北海の珍味。

2019-02-06 | 旨かった話
ぶらりと立ち寄った昔なじみの店。

黒板に書き出したおすすめ品に見つけたハタハタ飯寿司。


これを食べると、今が冬と実感する。
たぶん毎年、欠かしたことのない季節の珍味。

寒波が来て、寒くて、たくさん雪降って、いやというほど冬なのに、まだ冬を感じたいか(笑)

立春を祝う~酒は男山。

2019-02-05 | 酒風景
昨日のことだが、暦は立春。それを祝う面白き酒で一献。


春を迎えるめでたき立春の日にふさわしい祝い酒、その名を「立春朝搾り」。
節分の夜から一晩中、もろみを搾り続け、立春の早朝に搾りあがったばかりの生原酒だ。

立春朝搾りには、蔵元近郊の日本名門酒会加盟の酒屋さんが、その日のうちに愛飲家に届けようと、早朝から自ら蔵に足を運んで瓶詰めや出荷の作業を手伝うという慣例が。自店分の酒を直接蔵から運び出したという限定品なのだ。

日本名門酒会の呼びかけによって、北海道から九州まで45もの蔵が参加。
画像は、我がまちが誇る「男山(北海道)」の1本。

立春の日の朝に産声をあげたばかりの男山の純米吟醸生原酒は、新酒ならではのフルーティーな香味を湛え、すっと身体に染み入るような旨さ。さすがの仕上がりである。

蔵元・酒販店総出の出荷作業の合間には、神主さんが、造る人・届ける人・飲む人、「立春朝搾り」に関わるすべての人の無病息災、家内安全、商売繁盛を祈願してお祓いをするとのこと。

そんな穢れのない新酒による晩酌は、何やら身が清められる思いもして、美味しさは格別なのだった。

ねぎま。

2019-02-04 | こしらえた話。
ねぎま、っていうと多くのお方は鍋を想像するのかな。

昨夜、うちのねぎまはこんな感じで。



小さめに切っておつまみ感覚。
フライパンで焼き、砂糖2:醤油1のタレをからめて仕上げるもの。
そうそう、二つの具材は火の通りが違うので、ネギは先に軽く炒めておいたものを串に刺すことが肝要と存ずる。鮪の方は焼き過ぎずレアな感じで仕上げた方が美味しいと思うので。

昔々、粋な江戸っ子が好んだのは赤身。脂っこいトロは要らないものだったらしい。それでも庶民には大切な栄養源なので、ネギと一緒に煮て食った、というのがねぎま鍋の発祥とか。

本来、ねぎまはトロを使うもの。それに沿って作れば、鍋も串も、今となっちゃ高級料理。あたしのような庶民の口に入るもんじゃないよね(笑)

それをやせ我慢するのが、逆に庶民の粋であったりもしますがね。無理むり(笑)