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酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

冷たいきつね。

2014-04-23 | 麺好き
キツネに冷たくされたという訳ではない。

冷製のきつねそばをこさえたという話だ。
先日、料理に使ったお揚げが1枚余ったから(こさえたのがコレ)。


若干たぬきも混じってるけど。

薄味がついているから、そのままでも美味しく食べられるというこのお揚げ。
そうだ、ぶっかけに添えてみると良いかも、という安直な発想でやってみたのだが



やってみたのだが



やってみた…



のだが




けつねは温かい方がうまい。
ひとつ学んだ。

せめて揚げを細く切るとか、冷やし中華のように具を多彩にして
一種のサラダそばのようにすればよかったか。

そういや、蕎麦屋に冷やしたぬきはあっても
冷やしきつねはお目にかかったことがない。
多くの店主が、一度は作り試食はしてみたが
昨日の自分のような思いをしたに違いない。

探せばあるところにはあるんだろうが(ちなみにいつも行く蕎麦屋にはない)。
次、どこかの蕎麦屋に行く機会があれば探して食べてみようと思うのだった。

小さなつくね。

2014-04-22 | 酒風景
昨夜は仕事を終え、サウナで静養。

あえてサウナのレストランでビールを我慢した理由はひとつ。
どうせなら、焼き鳥で風呂上がりの一杯を呑りたい。

幸か不幸か、帰り道に焼き鳥横丁(またの名を「ふらりーと」)がある。
数ある店の中(二店は定休日だったが)から指さして

どこにしようかな、かみさまのいうとおり、あべべのべ

で決定したのは「べてい」。


風呂上りの身体に、キリンラガーがやたらと旨い。

ビールの充てにつくねを焼いてもらった。
女将が手作りのつくね。粗挽きの鶏に濃い甘辛なタレが絡んで美味。
ラガーにはこれだな。

このつくね、実は小さい。
比較対象に何か置けば分かり良いのだが、そういうのも食べ物に失礼かと思い遠慮した。
大きさはちょっと太めのウインナくらい。その気になりゃひと口でいけちゃう。
このセコさ(笑)がいいんだな、なんだか愛嬌があって。

ふと思えば自分、小さいものが好きかも知れない。

例えばアイス。
マルチアイスっていうんだっけ、箱売りで、中に小ぶりなのが10本位入ってるの。
あれ、好きなんだな。

チョコベビー(知ってるかな、明治製菓のプラスチックの容器に入ったやつ)。
あれはチョコの小粒に敬意を表して、ざーっと口に放り込まずに
一粒ずつ食べるというのが自分の決まり。

総じて、何てんでしょ、普通のを1個食べるより、小さいのを複数食べた方が幸福度は高い。
そんな気がするんだな。
だから、自分でメンチカツを作るときは1人前1個じゃなく、1人前2~3個で。

ああ、取り留めのない話になってきたが
そういう愛すべきつくねなのだった

ってことなのだった。

名脇役。

2014-04-21 | 酒風景
あいにく映画の話ではないのでご容赦を。


特に賛同も得られないのだが勝手にやってる「呑める飯」シリーズ。

生姜ご飯の巻


以前、仕事先のお姉さまからお裾分けに与った生姜ご飯が美味しくて
作り方を教えてもらい、昨夜炊いてみた。

ふくよかな風味がとても美味しいご飯の出来上がり。
ほんのり生姜の風味が、酒にも合うのだった。
この日のためにという訳じゃないが、たまたま買い換えた米「おぼろづき」が
こうしたご飯にベストマッチ。
いろんな意味で美味しく「大成功」と相成った。

お姉さまのこだわりはこれ。


レシピではお揚げとともに炊くということになっているのだが
使うのは「ぽったぽった揚げ」に限るとのこと。
教えに則りわざわざ買いに行った(いつも行くスーパーでは扱っていない)のだが
これの美味しさはすでに経験済み。

なるほど、良い仕事をしてくれる。
生姜ご飯ならぬ、お揚げご飯という名前で呼んでも納得できそう。

助演女優賞ものだな。

自分の中では、お揚げは女性である。
生姜も女性。
みりんも女性。
今回のご飯に使った物の中では唯一、醤油が男かな。

なんの話だ。

鰻で呑む

2014-04-20 | 酒風景
昨夜は友人デザイナーTと街の料理屋さんで飲み会。

とある縁でお邪魔したのは、天金本店さん。
まずはお店おすすめの肴、ホタルイカの炙りで乾杯。


こんなの初めて。
イカを干したものを炙るという趣向だが、刺身よりも味が濃厚で実に旨い。
いきなりの珍味に、酒が進むのだった。

お刺身。


ネタはもちろんだが、わさびが旨い。
本わさびをたたいたような、ううむ、板さんに聞いておけばよかった(失敗)。

で、主役の鰻は…


天金名物、二色焼き。
白焼きと蒲焼がセットになった献立なのだった。

日頃から、鰻は蒲焼で食べることが多い(鰻丼とかで)自分であるが
酒の充てにするなら白焼きが良いと認識も新たに。
あたしゃ鰻に関してはあんまり語れないが、白焼きの方が鰻の味がよく分かり旨い。
と言いつつ馴染みある蒲焼も同時に味わえる、この二色焼き実に面白いのだった。

面白いといえば


細巻きを頼んだらこんな細長い皿に。
料理屋さんは器でも魅せるねえ。

いつもは宴会やお昼のお弁当などで世話になっている店だが
たまに腰を据えて呑むのも悪くない。
良い酒も揃えていて、良い感じでほろ酔いになれたのだった。


注文は出来なかったが気になるメニューが。

ウニのしゃぶしゃぶ。
ウニの出汁スープでしゃぶしゃぶするらしいのだが
ううっ食べてみたい。

次はそれを目指せ。

ちゃんちゃん焼き

2014-04-19 | 酒風景
…のようなものをこさえた。

魚売り場に生鮭の良さそうなのがあると、こうして食べたくなる。

鮭の上にたっぷりの野菜。特性の味噌だれをかけてアルミホイルでくるんで(蓋が乗らないので)蒸し焼きに。



中からは柔らかくほこほこした鮭の身が。
こういうのをよく「野趣あふれる…」と表現するが、何かしらそんな感じが堪らなく美味しいのである。
なぜ、のようなものなのかというと、ちゃんちゃん焼きは北海道(東北でも)の郷土料理であるが、作り方は地域や人それぞれに諸説あって、一様ではないからだ。


家庭ではフライパンやホットプレートでも出来るが、これをキャンプでやると最高。

鉄板の上に鮭の半身をどさ~っと置いて、ざくざくと切ったキャベツを、鮭の墓を作るがごとく盛る。
しばし蒸し焼き。頃合を見計らって蓋をしていたアルミホイルをはがすと、もわっと湯気が上がる。
野菜だの鮭だのがランタンの明かりに、美味そうに照り輝く。

ああ、キャンプ行きたい。


てか、今年も行くぞ。
もう来月にでも行きたい気分。