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憂国忌

2020年11月26日 | 歴史日誌

▲三島由紀夫氏


昭和45年(1970年)11月25日から
数えて今年で50年。
実に半世紀の時間が流れました。
憂国忌
として全国では
様々な催しが開かれたようです。


高校生の頃
古文の先生から薦められて
三島由紀夫を読み始めました。
最初の作品は
豊穣の海
でした。
当時は難解な文章を読むために
左手で辞典を引きながら
1ページを読むのに多くの時間を
費やしました。
作品内には仏教に関する記述が多く
おかげて宗教に興味を持つ
きっかけにもなりました。



▲「豊穣の海」全4巻


多感な頃に読んだ作品は
その後の人生に大きな影響を
あたえると思いきや
保守系の論客と呼ばれた三島の思想とは異なる
「左派」の牙城と呼ばれる大学に進み
革新政党系と呼ばれるサークルに入り
反戦平和運動にも関わるようになりました。



それが
今となってみれば
「右派」と呼ばれる三島の思想は
あくまでも印象や
思い込みによる錯誤であって
極めて中道な
むしろ歴史的な視点からみると
実にナチュラルな立ち位置であることが
わかります。
「左派」と呼ばれる活動に
浸かっていた大学時代も結局は
日本の行く末を案じるが余りのことであり
視座を変えてみると
イデオロギーではなく
一致点を数多く見つけることができると
気づきました。
同時に偏った情報に寄ってもたらされる
洗脳
の恐ろしさも知りました。



つまり
敗戦を生んだそれ以前の歴史
たとえば維新や幕末の動乱
さらには江戸時代の統治機構について
知る必要があり、何よりも
天皇の存在なしには
分かりようのない我が国の
リアルな歴史を学ばなくてはなりません。
竹田恒泰さんの作品は
そのことを実にわかりやすく
面白く解説してくれています。



▲amazon「天皇の国史」



我が国にとって
天皇とは何なのか?
為政者?統治者?権威者?
憲法でうたわれている象徴(シンボル)?
恐れながら自分なりの
天皇観を持つことが歴史を知り
日本を知ることに繋がります。
一見
タブー視されているテーマですが
ここは避けて通れない。
先祖を含めた今の自分を支える
背骨の存在は脈々と受け継がれていきます。


憂国忌を迎え
思想信条を超え
改めてそのことを肚に尋ねる
良い機会だと感じます。
「はじめての日本国史」
こちらもオススメの一冊です。


▲赤塚高仁「お父さん、日本のこと教えて」




▲YouTube「三島由紀夫 入門! 没後五十年 を迎える今改めて 三島 文学 の魅力にせまる」




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