『日本百名山』
(にほんひゃくめいざん)は
深田久弥の山岳随筆で
初刊は1964年7月に新潮社から出版されました。
第16回読売文学賞
(評論・伝記賞)を受賞した作品です。
登山家でもあった本人が
実際に登頂した日本の各地の山から
自身が定めた基準で
100座を選び主題とした随筆集です。
日本の多くの山を踏破した本人の経験から
「品格・歴史・個性」を兼ね備え
かつ原則として標高1,500 m以上の山
という基準を設け
『日本百名山』を選定しました。
ちなみに
詳細は以下の3点です。
▲深田久弥氏
*******************************
◎山の品格
人には人格があるように、山には『山格』のようなものがあるとし、誰が見ても立派な山だと感嘆する山であることを、第一の基準とした。
◎山の歴史
昔から人間との関わりが深く、崇拝され山頂に祠が祀られている山であるというような山の歴史を尊重し、第二の基準とした。
◎個性のある山
芸術作品と同様に、山容・現象・伝統など他には無いような顕著な個性をもっていることを、第三の基準とした。
*******************************
また当然ですが
「本人が登頂した山であること」
が、絶対条件となっています。
▲日本百名山MAP
地図でみると
琵琶湖から西の地方では
なだらかな山が多く
中国地方では大山のみ。
四国地方では
石鎚山と剣山の2つが
百名山に選定されています。
▲石鎚山
しかも
1982mの石鎚山は西日本最高峰。
1955mの剣山が次峰と
四国山地の険しさがわかります。
▲剣山
ちなみに
あらためて
日本百名山を眺めてみて
登った山を
おさらいしてみると。。。。。
白山
金峰山
瑞牆山
伊吹山
石鎚山
剣山
阿蘇山
百名山制覇を目指すには
まだまだですね。
さて
先週末にトライした石鎚山には
いわゆる
鎖場(くさりば)
があることでも知られています。
▲麓にある石鎚山レプリカにも鎖場がみられます
試しの鎖(74m)
に始まり
一の鎖(33m)
二の鎖(65m)
三の鎖(68m)
と総計
240m
の岸壁を登るコースです。
途中
足場のない箇所もあり
安易な装備では
チャレンジしないほうが
よさそうです。
もちろん
鎖は強制ではなく任意なので
トレッキングの方が
圧倒的に多いですよ。
ガイドブックには
ハーネスとヘルメットの装着を
すすめていますが
重くなるからか
持っている方を
見かけることはありませんでした。
▲ガイドブックより
そんなわけで
鎖場にチャレンジした様子を
シェアしますね。
◎感謝
人気ブログランキングへ