エコでピースな市民のひろば

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広島駅0番線

2015年09月12日 | 趣味日誌
今年、平成27年は
広島市の交通体系が
大きく変わり始めた
一年となりました。


先のブログでもご紹介しましたが
今年3月には
JRと私鉄が交差する場所に
“新白島駅”
が開業しました。




▲過去ブログ「この春、広島の交通を考えてみる」(Link)



広島市の玄関口
JR広島駅は現在
南北の駅前を同時に整備中で
ここ何年かで
両駅前ともリフレッシュされる予定です。


キレイで
使いやすくなることは
結構なことですが
無機質な感じはいやだな~
なんて感じています。



▲緑豊かな駅前に!



緑が溢れるような
豊かな自然が感じられる
そんな駅前にしてほしいと
思います。



ちなみに
幼少の頃の駅前は
緑が少なく
何となく無機質な感じでしたが
昭和の建物には味があって
それはそれで
なかなか良い感じでした。



▲昭和40年代の国鉄呉駅



さて
繁華街に向かう
広島駅の南側の玄関は
以下の画像の通り
高層マンションや商業施設が密集する
近代的?な街になります。


▲JR広島駅南口イメージ


街中をいわゆる「デッキ」で結び
回遊性を高めるようなデザインに
なっています。


エコな乗り物として
近年見直されてきた路面電車ですが
広島駅前は高架になり
駅ビル内のJR改札と同じ階に
乗り入れることが決まったようです。


ちなみに
広島電鉄の路面電車は高架化に伴い
既存の路線を見直し
一部は事業を終了する
「廃線」
も検討しているようです。



▲路面電車路線変更予定



ところで
広島で廃線というと
宇品(うじな)線
を思い出してしまいます。
懐かしい画像入りで書籍も
販売されています。


▲旧宇品線地図



▲宇品線92年の軌跡(書店で購入できます)




宇品線は当初は日清戦争の
人員・物資輸送のための
軍事専用線
として建設されました。


開戦の1894年(明治27年)には
山陽鉄道(現在の山陽本線)が広島駅まで開業したため広島駅と宇品港(現在の広島港)とを連絡するために陸軍省の委託により山陽鉄道が軍用線を建設することになりました。
同年8月4日着工、8月20日竣工、8月21日に開業というわずか16日でつくられています。


以後、宇品線は
宇品港から日清戦争・日露戦争・太平洋戦争に出征・復員する兵士や物資の輸送を担いました。宇品港は日本にとって極めて重要な拠点でした。
1945年(昭和20年)8月6日の原爆投下に際しては比較的被害が少なかった南段原駅~宇品駅間で被爆者の輸送が行われました。



▲宇品港からの出兵の様子


戦後は
沿線の学校、大学病院、県庁仮庁舎
工場などへの通勤・通学および
貨物輸送を行ない、広島駅では
1番線ホーム東側切欠き部の
0番線
に発着していました。
現在も1番線ホームの隣には
当時を偲ぶ白線が残されています。



▲JR広島駅0番線の白線



ところが
自動車の普及等により赤字に転落。
旅客営業は1966年(昭和41年)に廃止。
同年に広島駅0番線も廃止され貨物扱いも1972年(昭和47年)に廃止されました。
その後は
「宇品四者協定線」として通運業者四者、広島県経済連・日本通運・トナミ運輸・広島運輸が
使用していましたがついに1986年(昭和61年)に廃線となりました。



▲宇品港の公園残された線路



▲まちなかの公園にもモニュメントがあります。




ときどきになると思いますが
このブログで
宇品線沿線のレポートをしてみたいなと
思っています。



◎感謝
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