俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

薫風

2010年05月16日 | 俳句

薫風や フェンスに残る 黄のボール
(くんぷうや ふぇんすにのこる きのぼーる)
12679 【季語】 薫風 【季節】 三夏


聖五月 砂場に遊ぶ 鳩雀
(せいごがつ すなばにあそぶ はとすずめ)
12680 【季語】 聖五月 【季節】 初夏


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皐月の風

2010年05月15日 | 俳句

想い出は 苦楽半々 聖五月
(おもいではくらくはんはんせいごがつ)
12675 【季語】 聖五月 【季節】 初夏


聖五月 失くした夢は 星の数
(せいごがつなくしたゆめはほしのかず)
12676 【季語】 聖五月 【季節】 初夏


楽しきは 皐月の風の 吹く中に
(たのしきはさつきのかぜのふくなかに)
12677 【季語】 皐月 【季節】 仲夏


深呼吸すれば 皐月の風の うまきかな
(いきすればさつきのかぜのうまきかな)
12678 【季語】 皐月 【季節】 仲夏


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夏の朝

2010年05月14日 | 俳句

剃り良きて 二枚目なりし 夏の朝
(そりよきて にまいめなりし なつのあさ)
12674 【季語】 夏 【季節】 三夏


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向日葵

2010年05月13日 | 俳句

日本列島 五月半ばに 雪の降る
(にほんれっとう ごがつなかばに ゆきのふる)
12668 【季語】 五月 【季節】 初夏


薔薇園に 薔薇咲いて何の 不思議ある
(ばらえんに ばらさいてなんの ふしぎある)
12669 【季語】 薔薇 【季節】 初夏


揚羽蝶 女子大の門 潜りけり
(あげはちょう じょしだいのもん くぐりけり)
12670 【季語】 揚羽蝶 【季節】 三夏


温暖化 故の冷夏と 知るべきや
(おんだんか ゆえのれいかと しるべきや)
12671 【季語】 ー 【季節】 ー


刈り時の 夏の床屋は 休みなり
(かりどきのなつのとこやはやすみなり)
12672 【季語】 夏 【季節】 三夏


向日葵の ちぎり絵いずこ 陽が沈む
(ひまわりのちぎりえいずこひがしずむ)
12673 【季語】 向日葵 【季節】 晩夏


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冷麦

2010年05月12日 | 俳句

藤房の 薄紫の 奥の空 
(ふじぶさの うすむらさきの おくのそら)
12664 【季語】 藤房 【季節】 晩春


藤棚を 過ぎゆく風も 夢うつつ 
(ふじだなを すぎゆくかぜも ゆめうつつ)
12665 【季語】 藤棚 【季節】 晩春


鬼瓦 光集めて 夏の相 
(おにがわら ひかりあつめて なつのそう)
12666 【季語】 夏 【季節】 三夏


冷麦に 人生の味 生七味  
(ひやむぎに じんせいのあじ なましちみ  )
12667 【季語】 冷麦 【季節】 三夏


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青嵐

2010年05月11日 | 俳句

吹き来る 青葉の風に 心元気
(ふききたる あおばのかぜに こころげんき)
12655 【季語】 青葉 【季節】 三夏


藤の花 やまとごころも 忍ばせて
(ふじのはな やまとごころも しのばせて)
12656 【季語】 藤の花 【季節】 晩春


五月雨と 言うべき雨か 今も降る
(さみだれと いうべきあめか いまもふる)
12657 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏


蒲公英の 絮ある茎の 首長し
(たんぽぽの わたあるくきの くびながし)
12658 【季語】 蒲公英 【季節】 三春


蒲公英の 絮になりたき 夢ありし
(たんぽぽの わたになりたき ゆめありし)
12659 【季語】 蒲公英 【季節】 三春


誇りより 傲れる奴の 夏暑し
(ほこりより おごれるやつの なつあつし)
12660 【季語】 夏暑し 【季節】 三夏


箱眼鏡 金のメッキが さび付いて
(はこめがね きんのめっきが さびついて)
12661 【季語】 箱眼鏡 【季節】 三夏
箱眼鏡=底にガラスまたは凸レンズをはめ込んだもの。
水面から水中を透視し、魚介などをとるのに用いる。


青嵐 小沢の濁り 浅からず
(あおあらし おざわのにごり あさからず)
12662 【季語】 青嵐 【季節】 三夏
青嵐=初夏の青葉を揺すって吹き渡るやや強い風。


青嵐 口耳四寸 無き頭
(あおあらし こうじよんすん なきあたま)
12663 【季語】 青嵐 【季節】 三夏


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若葉雨

2010年05月10日 | 俳句

窓辺の鯉 しっとり濡らす 若葉雨
(まどべのこいしっとりぬらすわかばあめ)
12646 【季語】 若葉雨 【季節】 初夏


藤の花 雨に打たれて 項垂れて
(ふじのはなあめにうたれてうなだれて)
12647 【季語】 藤の花 【季節】 晩春


垂れ下がる 藤の花房 手に受けて
(たれさがるふじのはなぶさてにうけて)
12648 【季語】 藤の花 【季節】 晩春


青葉風 求めて出れば 雨に会い
(あおばかぜもとめてでればあめにあい)
12649 【季語】 青葉 【季節】 三夏


朝陽受く 社の青葉 仰ぎ見る
(あさひうくやしろのあおばあおぎみる)
12650 【季語】 青葉 【季節】 三夏


花撮れば てんとうむしの 御座候
(はなとればてんとうむしのござそうろう)
12651 【季語】 天道虫 【季節】 三夏


大の字の 寝姿いとし 薄暑かな
(だいのじのねすがたいとしはくしょかな)
12652 【季語】 薄暑 【季節】 初夏


校庭の 花壇から吹く 風薫る
(こうていのかだんからふくかぜかおる)
12653 【季語】 風薫る 【季節】 三夏


五月雨と 言われて増すや 親しみが
(さみだれといわれてますやしたしみが)
12654 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏


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夏は来ぬ

2010年05月09日 | 俳句

着るものの 軽さを増して 夏は来ぬ
(きるもののかるさをましてなつはきぬ)
12635 【季語】 夏来る 【季節】 初夏


夏は来ぬ 鏡台の下の 青畳
(なつはきぬきょうだいのしたのあおだたみ)
12636 【季語】 夏来る 【季節】 初夏


蓋開ける 力無き我 夏は来ぬ
(ふたあけるちからなきわれなつはきぬ)
12637 【季語】 夏来る 【季節】 初夏


夏の風 髪の乱れも 気にならず
(なつのかぜかみのみだれもきにならず)
12638 【季語】 夏の風 【季節】 三夏


鏡台の 鏡無くとも 夏来る
(きょうだいのかがみなくともなつきたる)
12639 【季語】 夏来る 【季節】 初夏


茜空 薔薇の花にも 茜さす
(あかねぞらばらのはなにもあかねさす)
12640 【季語】 薔薇 【季節】 初夏


薔薇熟れて 色の濃ゆさも 古びりし
(ばらうれていろのこゆさもふるびりし)
12641 【季語】 薔薇 【季節】 初夏


塀越しに 瓦枕や 柿若葉
(へいごしにかわらまくらやかきわかば)
12642 【季語】 柿若葉 【季節】 初夏


夏に入るや 風呂よりシャワーの 季節なり
(げにいるやふろよりしゃわーのきせつなり)
12643 【季語】 夏入 【季節】 三夏


この不況 龍馬に筍夏 特番
(このふきょう りょうまにたけのこ なつとくばん)
12644 【季語】 夏 【季節】 三夏


気の抜けし 缶ビールで見る 夢心地
(きのぬけしかんびーるでみるゆめごこち)
12645 【季語】 缶ビール 【季節】 三夏


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花薔薇(はなそうび)

2010年05月08日 | 俳句

木洩れ日の 下を歩けば 鳥寄り来
(こもれびの したをあるけば とりよりき)
12616 【季語】 ー 【季節】 ー


蛙鳴きゃ 子等走り出し 鳴き止みぬ
(かえるなきゃ こらはしりだし なきやみぬ)
12617 【季語】 蛙鳴く 【季節】 三春


陽を受けて 露輝いて 青葉増す
(ひをうけて つゆかがやいて あおばます)
12618 【季語】 青葉 【季節】 三夏


万緑や 温暖の気の 遠のけり
(ばんりょくや おんだんのきの とおのけり)
12619 【季語】 万緑 【季節】 三夏


近頃は 幟あれども 矢車なし
(ちかごろは のぼりあれども やぐるまなし)
12620 【季語】 矢車 【季節】 初夏


矢車は 鴉退治に 変身し
(やぐるまは からすたいじに へんしんし)
12621 【季語】 矢車 【季節】 初夏


水面吹く 風に揺らぐや 杜若
(みなもふく かぜにゆらぐや かきつばた)
12622 【季語】 杜若 【季節】 仲夏


生け垣に 夏を告げるや かなめもち
(いけがきに なつをつげるや かなめもち)
12623 【季語】 かなめもち 【季節】 仲夏
かなめもち(要黐)=バラ科の常緑小高木。暖地に自生。庭木や生け垣とする。葉は厚く、長楕円形。若葉と落葉前の葉は赤い。五、六月、白色の小花を多数開く。材は堅く強く、扇の骨や、鎌(かま)の柄、車軸などにする。http://www.westatic.com/img/dict/skbzk/plants-ka/kaname_1.jpg


揺れている さわさわさわと 藤房が
(ゆれている さわさわさわと ふじぶさが)
12624 【季語】 藤房 【季節】 晩春


飛行雲 五月の空を 二分しおり
(ひこうぐも ごがつのそらを にぶしおり)
12625 【季語】 五月 【季節】 初夏


野バラ咲く 始めは恋と 思いしに
(のばらさく はじめはこいと おもいしに)
12626 【季語】 野薔薇 【季節】 初夏


薔薇咲くや 花びら焦がす 恋心
(ばらさくや はなびらこがす こいごころ)
12627 【季語】 薔薇 【季節】 初夏


薄紅の 花びら幾つ 恋の薔薇
(うすべにの はなびらいくつ こいのばら)
12628 【季語】 薔薇 【季節】 初夏


棘在りし 花薔薇こそ 恋上手
(とげありし はなそうびこそ こいじょうず)
12629 【季語】 薔薇 【季節】 初夏


東の 白む空見る サングラス
(ひんがしの しらむそらみる さんぐらす)
12630 【季語】 サングラス 【季節】 三夏


某人の 扇子貰いて 暑さ増し
(あるひとの せんすもらいて あつさまし)
12631 【季語】 扇子 【季節】 三夏


神頼み 最後はこれだ 冷素麺
(かみだのみ さいごはこれだ ひやそうめん)
12632 【季語】 冷素麺 【季節】 三夏


散策す 契沖ロードに 若葉風
(さんさくすけいちゅうろーどに わかばかぜ)
12633 【季語】 若葉風 【季節】 初夏


花葵 花を見るのに 背が欲しき
(はなあおい はなをみるのに せがほしき)
12634 【季語】 花葵 【季節】 仲夏


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緑陰

2010年05月07日 | 俳句

夏来る よせばいいのに また雨が
(なつきたる よせばいいのに またあめが)
12609 【季語】 夏来る 【季節】 初夏


薄紅の 薔薇を手折りて 差さんとぞ
(うすべにの ばらをたおりて ささんとぞ)
12610 【季語】 薔薇 【季節】 初夏


風に乗る 我が夢遠く 夏来る
(かぜにのる わがゆめとおく なつきたる)
12611 【季語】 夏来る 【季節】 初夏


京地図の 膝掛け涼し 壁飾る
(きょうちずの ひざかけすずし かべかざる)
12612 【季語】 涼し 【季節】 三夏


花菖蒲 首一つ出して 咲きにけり
(はなしょうぶ くびひとつだして さきにけり)
12613 【季語】 花菖蒲 【季節】 仲夏


緑陰や 眩しき外へ 風の吹く
(りょくいんや まぶしきそとへ かぜのふく)
12614 【季語】 緑陰 【季節】 三夏


五月晴れ 三日と保たず 雨の朝
(さつきばれ みっかともたず あめのあさ)
12615 【季語】 五月晴れ 【季節】 仲夏


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鯉幟

2010年05月06日 | 俳句

川跨ぐ 鯉の幟も 疲れ気味
(かわまたぐ こいののぼりも つかれぎみ)
12594 【季語】 鯉幟 【季節】 初夏


吹き流し 水につかりて 行水か
(ふきながし みずにつかりて ぎょうずいか)
12595 【季語】 吹き流し 【季節】 初夏


渡し綱 鯉の尾巻き付け 命綱
(わたしづな こいのおまきつけ いのちづな)
12596 【季語】 鯉幟 【季節】 初夏


節句過ぎ 自由に泳ぐ 鯉幟
(せっくすぎ じゆうにおよぐ こいのぼり)
12597 【季語】 鯉幟 【季節】 初夏


人形屋 鯉の幟も はや消えて
(にんぎょうや こいののぼりも はやきえて)
12598 【季語】 鯉幟 【季節】 初夏


滝登る 鯉の幟が 立ち泳ぎ
(たきのぼる こいののぼりが たちおよぎ)
12599 【季語】 鯉幟 【季節】 初夏


夏立てり 寺町という 涼み処
(なつたてり てらまちという すずみどこ)
12600 【季語】 夏立つ 【季節】 初夏


駅下りて 青葉若葉の 続く道
(えきおりて あおばわかばの つづくみち)
12601 【季語】 青葉若葉 【季節】 三夏


花びらを 積み重ねての 牡丹かな
(はなびらを つみかさねての ぼたんかな)
12602 【季語】 牡丹 【季節】 初夏


風薫る 機関車の煙 善と悪
(かぜかおる きかんしゃのけむり ぜんとあく)
12603 【季語】 風薫る 【季節】 三夏


薫風や 遠出のサイクル 軽やかに
(くんぷうや とおでのさいくる かろやかに)
12604 【季語】 薫風 【季節】 三夏


薫風や アゲインストで ペダル重
(くんぷうや あげいんすとで ぺだるおも)
12605 【季語】 薫風 【季節】 三夏


若葉から 光り出でるや うすみどり
(わかばから ひかりいでるや うすみどり)
12606 【季語】 若葉 【季節】 初夏


風青し 坂道下る 風下る
(かぜあおし さかみちくだる かぜくだる)
12607 【季語】 風青し 【季節】 三夏


ここにきて 傘マークあり 五月雨か
(ここにきて かさまーくあり さみだれか)
12608 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏


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子供の日

2010年05月05日 | 俳句

こどもの日 母に感謝の 日でもあり
(こどものひ ははにかんしゃの ひでもあり)
12582 【季語】 子供の日 【季節】 初夏


子供の日 大鍋カレー 見かけずに
(こどもの  おおなべかれー みかけずに)
12583 【季語】 子供の日 【季節】 初夏


友の子に パパと呼ばれて 子供の日
(とものこに ぱぱとよばれて こどものひ)
12584 【季語】 子供の日 【季節】 初夏


矢車の 音なつかしき 子供の日
(やぐるまの おとなつかしき こどものひ)
12585 【季語】 子供の日 【季節】 初夏


矢車の 音が知らせる 風の息
(やぐるまの おとがしらせる かぜのいき)
12586 【季語】 矢車 【季節】 初夏


見上げたる 空に泳ぐや 鯉幟
(みあげたる そらにおよぐや こいのぼり)
12587 【季語】 鯉幟 【季節】 初夏


鯉幟 横に泳ぐは めずらしき
(こいのぼり よこにおよぐは めずらしき)
12588 【季語】 鯉幟 【季節】 初夏


見上げたる 空の青さは 立夏なり
(みあげたる そらのあおさは りっかなり)
12589 【季語】 立夏 【季節】 初夏


食べ過ぎも 餃子は美味き 立夏かな
(たべすぎも ぎょうざはうまき りっかかな)
12590 【季語】 立夏 【季節】 初夏


狛犬の 鼻もげている 立夏かな
(こまいぬの はなもげている りっかかな)
12591 【季語】 立夏 【季節】 初夏


日焼けして 初めて気付く 立夏かな
(ひやけして はじめてきづく りっかかな)
12592 【季語】 立夏 【季節】 初夏


陽を浴びて 青葉若葉の みずみずし
(ひをあびて あおばわかばの みずみずし)
12593 【季語】 青葉若葉 【季節】 三夏


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若葉風

2010年05月04日 | 俳句

今年は うれしさつのる 春の果て
(こんとしは うれしさつのる はるのはて)
12566 【季語】 春の果 【季節】 晩春


惜春や 心は昔 亡くしなや
(せきしゅんや こころはむかし なくしなや)
12567 【季語】 惜春 【季節】 晩春


惜春や 鯉多くして 山となる
(せきしゅんや こいおおくして やまとなる)
12568 【季語】 惜春 【季節】 晩春


惜春や 年はとっても 戀心 
(せきしゅんや としはとっても こいごころ)
12569 【季語】 惜春 【季節】 晩春


惜春に 契沖散歩 良き出会い
(せきしゅんに けいちゅうさんぽ よきであい)
12570 【季語】 惜春 【季節】 晩春
契沖=江戸初期の国文学者。尼崎市出身。


暮の春 我を見つめて 泣く吾子も
(くれのはる われをみつめて なくあこも)
12571 【季語】 暮の春 【季節】 晩春


公民館 花の手入れは 行き届き
(こうみんかん はなのていれは ゆきとどき)
12572 【季語】 花 【季節】 晩春


寺守る ワッパは六歳 暮の春
(てらまもる わっぱはろくさい くれのはる)
12573 【季語】 暮の春 【季節】 晩春


国宝の 身近にありて 春惜しむ
(こくほうの みぢかにありて はるおしむ)
12574 【季語】 春惜しむ 【季節】 晩春


寺町の 風情たっぷり 暮の春
(てらまちの ふぜいたっぷり くれのはる)
12575 【季語】 暮の春 【季節】 晩春


契沖の 石碑微笑む 暮の春
(けいちゅうの せきひほほえむ くれのはる)
12576 【季語】 暮の春 【季節】 晩春
尼崎市の旧街道沿いに
契沖の記念碑が数カ所あう。


いまだして 春の名残の 花ばかり
(いまだして はるのなごりの はなばかり)
12577 【季語】 春の名残 【季節】 晩春


若葉風 川沿いに吹く 風の筋
(わかばかぜ かわぞいにふく かぜのすじ)
12578 【季語】 若葉風 【季節】 初夏


散策に 見つけしものは 暮の春
(さんさくに みつけしものは くれのはる)
12579 【季語】 暮の春 【季節】 晩春


そよ風が 散歩に程よし 若葉風
(そよかぜが さんぽにほどよし わかばかぜ)
12580 【季語】 若葉風 【季節】 初夏


若葉風 耳心地良き 吹き具合
(わかばかぜ みみごこちよき ふきぐあい)
12581 【季語】 若葉風 【季節】 初夏


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憲法の日

2010年05月03日 | 俳句

憲法の日 法律守らぬ 政治家ばかり
(けんぽうのひ ほうりつまもらぬ やつばかり)
12554 【季語】 憲法記念日 【季節】 晩春


法律を 守らぬ輩の 護憲癖
(ほうりつを まもらぬやからの ごけんへき)
12555 【季語】 ー 【季節】 ー


憲法の日 上りも下りも 渋滞と
(けんぽうのひ のぼりもくだりも じゅうたいと)
12556 【季語】 憲法記念日 【季節】 晩春


この頃は 朝顔の顔 遠のきて
(このごろは あさがおのかお とおのきて)
12557 【季語】 朝顔 【季節】 初秋


ビヤホール 名を聞くだけで 喉が鳴る
(びやほーる なをきくだけで のどがなる)
12558 【季語】 ビヤホール 【季節】 三夏


気にかかる 花は何の花 菜の花よ
(きにかかる はなはなんのはな なのはなよ)
12559 【季語】 菜の花 【季節】 晩春


世は平ら 酒は何の酒 かっぽ酒
(よはたいら さけはなんのさけ かっぽざけ)
12560 【季語】 ー 【季節】 ー
かっぽ酒=青竹の筒にお酒を入れ、囲炉裏や焚き火で燗を付けたもの。
名前の由来は、お酒を注ぐ時にカポカポと
音を立てるところから来ている。


筍と 聞けば飲みたし かっぽ酒
(たけのこと きけばのみたし かっぽざけ)
12561 【季語】 筍 【季節】 初夏


生け垣に 慎ましく咲く 花豌豆
(いけがきに つつましくさく はなえんどう)
12562 【季語】 豌豆 【季節】 初夏


デパートに 食堂無く 蝉が啼く
(でぱーとに しょくどうなく せみがなく)
12563 【季語】 蝉 【季節】 晩夏


日に映えて 松の雌花の 赤紫
(ひにはえて まつのめばなの あかむらさき)
12564 【季語】 松の花 【季節】 晩春


雌花には 近くに雄花 御座候
(めばなには ちかくにおばな ござそうろう)
12565 【季語】 松の花 【季節】 晩春


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八十八夜

2010年05月02日 | 俳句

街中は 閑散とし 五月かな
(まちなかは かんさんとして ごがつかな)
12544 【季語】 五月 【季節】 初夏


五月来て 快晴続く この不思議
(ごがつきて かいせいつづく このふしぎ)
12545 【季語】 五月来る 【季節】 初夏


いつからの 八十八夜か 今日成りき
(いつからの はちじゅうはちやか きょうなりき)
12546 【季語】 八十八夜 【季節】 晩春


五月風 ミニ贅沢の 兆し有り
(ごがつかぜ みにぜいたくの きざしあり)
12547 【季語】 五月 【季節】 初夏


五月晴れ 右肩痛で 曇り有り
(さつきばれ みぎかたつうで くもりあり)
12548 【季語】 五月晴れ 【季節】 仲夏


行く春を 惜しまざるとは 言い難く
(ゆくはるを おしまざるとは いいがたく)
12549 【季語】 行く春 【季節】 晩春


薫風や 若葉青葉の 風の筋
(くんぷうや わかばあおばの かぜのすじ)
12550 【季語】 薫風 【季節】 三夏


五月には こんな日もある 母子草
(ごがつには こんなひもある ははこぐさ)
12551 【季語】 五月 【季節】 初夏


春逝くや 日本沈没 紛れ無し
(はるゆくや にほんちんぼつ まぎれなし)
12552 【季語】 春逝く 【季節】 晩春


見えてます 八十八夜の 星と月
(みえてます はちじゅうはちやの ほしとつき)
12553 【季語】 八十八夜 【季節】 晩春


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