俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

葉桜

2010年05月01日 | 俳句

壁の無き ドイツの国にも 八重桜
(かべのなき どいつのくににも やえざくら)
12532 【季語】 八重桜 【季節】 晩春


若葉風 木々の囁き 耳擽る
(わかばかぜ きぎのささやき みみくする)
12533 【季語】 若葉風 【季節】 初夏


若葉風 石の上には いつも亀
(わかばかぜ いしのうえには いつもかめ)
12534 【季語】 若葉風 【季節】 初夏


待ちわびし 青葉若葉の この季節
(まちわびし あおばわかばの  このきせつ)
12535 【季語】 青葉若葉 【季節】 三夏


ゆとり子の 会社勤めも 五月病
(ゆとりこの かいしゃづとめも ごがつびょう)
12536 【季語】 五月 【季節】 初夏


皆が皆 揃って天向く 花水木
(みながみな そろっててんむく はなみずき)
12537 【季語】 花水木 【季節】 晩春


光受く 菜の花畑 瑞瑞し黄
(ひかりうく なのはなばたけ みずみずしき)
12538 【季語】 菜の花 【季節】 晩春


葉桜は 心も和み 目に優し
(はざくらは こころもなごみ めにやさし)
12539 【季語】 葉桜 【季節】 初夏


目に涙 義父の微笑み 初鰹
(めになみだ ちちのほほえみ はつがつお)
12540 【季語】 初鰹 【季節】 初夏


若葉風 髪に吹くとも 逆らいし
(わかばかぜ かみにふくとも さからいし)
12541 【季語】 若葉風 【季節】 初夏


葉桜の 下を歩けば それはそれ
(はざくらの したをあるけば それはそれ)
12542 【季語】 葉桜 【季節】 初夏


花水木 紅には紅の 意味があり
(はなみずき べににはべにの いみがあり)
12543 【季語】 花水木 【季節】 晩春