俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

若葉雨

2010年05月10日 | 俳句

窓辺の鯉 しっとり濡らす 若葉雨
(まどべのこいしっとりぬらすわかばあめ)
12646 【季語】 若葉雨 【季節】 初夏


藤の花 雨に打たれて 項垂れて
(ふじのはなあめにうたれてうなだれて)
12647 【季語】 藤の花 【季節】 晩春


垂れ下がる 藤の花房 手に受けて
(たれさがるふじのはなぶさてにうけて)
12648 【季語】 藤の花 【季節】 晩春


青葉風 求めて出れば 雨に会い
(あおばかぜもとめてでればあめにあい)
12649 【季語】 青葉 【季節】 三夏


朝陽受く 社の青葉 仰ぎ見る
(あさひうくやしろのあおばあおぎみる)
12650 【季語】 青葉 【季節】 三夏


花撮れば てんとうむしの 御座候
(はなとればてんとうむしのござそうろう)
12651 【季語】 天道虫 【季節】 三夏


大の字の 寝姿いとし 薄暑かな
(だいのじのねすがたいとしはくしょかな)
12652 【季語】 薄暑 【季節】 初夏


校庭の 花壇から吹く 風薫る
(こうていのかだんからふくかぜかおる)
12653 【季語】 風薫る 【季節】 三夏


五月雨と 言われて増すや 親しみが
(さみだれといわれてますやしたしみが)
12654 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏