俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

鯉幟

2010年05月06日 | 俳句

川跨ぐ 鯉の幟も 疲れ気味
(かわまたぐ こいののぼりも つかれぎみ)
12594 【季語】 鯉幟 【季節】 初夏


吹き流し 水につかりて 行水か
(ふきながし みずにつかりて ぎょうずいか)
12595 【季語】 吹き流し 【季節】 初夏


渡し綱 鯉の尾巻き付け 命綱
(わたしづな こいのおまきつけ いのちづな)
12596 【季語】 鯉幟 【季節】 初夏


節句過ぎ 自由に泳ぐ 鯉幟
(せっくすぎ じゆうにおよぐ こいのぼり)
12597 【季語】 鯉幟 【季節】 初夏


人形屋 鯉の幟も はや消えて
(にんぎょうや こいののぼりも はやきえて)
12598 【季語】 鯉幟 【季節】 初夏


滝登る 鯉の幟が 立ち泳ぎ
(たきのぼる こいののぼりが たちおよぎ)
12599 【季語】 鯉幟 【季節】 初夏


夏立てり 寺町という 涼み処
(なつたてり てらまちという すずみどこ)
12600 【季語】 夏立つ 【季節】 初夏


駅下りて 青葉若葉の 続く道
(えきおりて あおばわかばの つづくみち)
12601 【季語】 青葉若葉 【季節】 三夏


花びらを 積み重ねての 牡丹かな
(はなびらを つみかさねての ぼたんかな)
12602 【季語】 牡丹 【季節】 初夏


風薫る 機関車の煙 善と悪
(かぜかおる きかんしゃのけむり ぜんとあく)
12603 【季語】 風薫る 【季節】 三夏


薫風や 遠出のサイクル 軽やかに
(くんぷうや とおでのさいくる かろやかに)
12604 【季語】 薫風 【季節】 三夏


薫風や アゲインストで ペダル重
(くんぷうや あげいんすとで ぺだるおも)
12605 【季語】 薫風 【季節】 三夏


若葉から 光り出でるや うすみどり
(わかばから ひかりいでるや うすみどり)
12606 【季語】 若葉 【季節】 初夏


風青し 坂道下る 風下る
(かぜあおし さかみちくだる かぜくだる)
12607 【季語】 風青し 【季節】 三夏


ここにきて 傘マークあり 五月雨か
(ここにきて かさまーくあり さみだれか)
12608 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏


コメント
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