俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

風邪

2009年02月04日 | 俳句

『春立ちて 後の正面 誰が居る』
(はるたちて うしろのしょうめん だれがいる)

『西の日に 東風吹き抜けて 凍を解く』
(にしのひに こちふきぬけて とうをとく)

『風邪ごもり 月変わりても 変化なし』
(かぜごもり つきかわりても へんかなし)

『風邪抜けぬ 我を愛しと 思う頃』
(かぜぬけぬ われをいとしと おもうころ)

『風邪の身に 酒飲み会の うらやまし』
(かぜのみに さけのみかいの うらやまし)

『加湿器も マスクも合わず 風邪残る』
(かしつきも ますくもあわず かぜのこる)

『風邪薬 二錠置きて 嫁立ちぬ』
(かぜぐすり にじょうおきて よめたちぬ)

『節分会 巻き寿司のみが 卓にあり』
(せつぶんえ まきずしのみが たくにあり)

『嫁出かけ 鬼の居ぬ間の 節分会』
(よめでかけ おにのいぬまの せつぶんえ)

『噺家も 咳には勝てず 入院す』
(はなしかも せきにはかてず にゅういんす)



コメント
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