5月16日(月)本日のJOG=45分
ロシアのウクライナ侵攻は、ほぼ失敗に終わるのではないかと殆どのメディアが予測している。
米国をはじめ西側諸国の武器支援などがウクライナ軍を活性化させる一方で、ロシア軍は戦争が長引くにつれ武器も戦意も喪失が止まらないらしい。ウクライナ南部ではロシア軍は撤退を始めて、占領された都市の奪還が続いているようだ。
そして、昨日フィンランドがNATO加盟申請を正式表明したのに続いて、スウェーデンも今日、同様に申請表明をした。そもそもウクライナのゼレンスキー大統領のNATOへ参加したいという発言が侵略のきっかけでもあり、両国の加盟発表をした時点で侵攻は失敗となったわけだ。
これを受けてプーチンは怒り心頭、「対抗措置をとる」と言っているが、ロシアが侵攻に投入した戦力の3分の1は既に失っているという報道もあり、今後やりたくても何もできないのではないか。武力だけでなく、経済的にもロシアの社会的信用はもう失っている。逆に言えば、常に危険にさらされてきたフィンランドとスウェーデンはロシアの恐怖から離れる唯一のチャンス到来というわけだ。
いずれにせよ、ロシアの弱体化を図る米国にとっては、申し分のない流れになった。いや、これを見込んでの今までの沈黙だったのだろう。今後の戦局は、ロシア軍が自暴自棄になって核や非人道的武器の使用を起こさないように導いてもらうことを祈るしかない。
70年以上平和ボケが続いている我が国も、自分の国は自分たちで守るしかないという事実を、見て見ぬふりしないで認めるべきだと思うんだが。今さら核を持つべきだとも改憲せよとも言うつもりもないが、国会で国防を議論することさえ許さない左翼思想がオレは大嫌いだ。国会ではいつ来るとも分からぬ危機に備え、大いに議論すべしだ。