駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

マタタビミュージック

2022年06月21日 | 駄日記

6月21日(火) 本日のJOG=45分
先週の新聞記事に、『「猫にマタタビ」の謎判明、葉をかむことで蚊よけ効果アップ』という記事があって、読んでへえ~と思った。

まあ、それだけの事なんだけど、実はこのところJOGのお供には70年代のポップスを聴いています。少し前にブックオフで見つけた70年代のベスト盤や、手持ちのオムニバスアルバムなんだけど、やっぱり一番好きな年代の音楽はワンダホーだ。どの曲を聴いても少年の頃の甘酸っぱいようなほろ苦いような思いになる。
この時代の音楽が好きすぎて、聴いているとなんだか、猫がマタタビの匂いを嗅いでとろーんと腑抜けになるような、心がとろける、そんな気持ちになる。。。オレのマタタビミュージック。
オレが音楽に目覚めた少年時代が70年代の始まりだったこともあるし、やっぱり音楽の過渡期であったとも思う。オールディーズと一般的に呼ばれる音楽が50~60年代のポップスに対して、個人的にそこからちょっと進歩した新しい音楽という印象があるのが70年代。
ビートルズが解散してソロ活動をはじめ、ポールやジョージのソロの新曲がラジオから流れたのが70~71年。中学生になったばかりの自分は、ビートルズにはそんなに夢中にならなかったのだけど、ポールの「アナザー・ディ(71')」やジョージの「マイ・スウィート・ロード(70')」はラジオから流れるのを待っていたほど好きだった。残念ながら、まだ家にステレオもなくレコードも買えなかった。
オレは子供の頃からドラムの音が好きで、ドラムの音がはっきりと聞こえる楽曲が好きだった。例えば、TVのCMで流れていたジェリー・ウォレスの「マンダム~男の世界(70')」のように、ドラムが冒頭からフィーチャーされている曲は大好物だった。
70年代が音楽の過渡期だと言ったのは、レゲエやディスコなどの新しい音楽が登場したことや、録音技術が飛躍的に向上したり電子楽器が一般的になってきたことだ。この時代にポップスのすべての要素が出尽くしてしまったのではないかというほどの進歩だと思う。

70年代後半から80年代になると、デジタル技術は日進月歩で、出る曲出る曲シンセサイザーや電子ドラムや打ち込みドラムが導入されて、しまいには「今どきドラムサウンドに生ドラムの音なんか使ったらダサい!」というような勢いで、「コンピュータードラムが世界のドラマーの職を奪う」と言われたほどだ。
だからオレは80年代以降は興味を失って新しい音楽を聞かなくなってしまった。デジタルがだめとは思わないが、アナログな生ドラムはやっぱり人の心をとろけさせるんだよ。

さて、貴方のマタタビミュージックは、どの時代ですかな?

コメント
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