超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

エクシードなニュース2016

2016-12-29 12:05:09 | 出来事
最新のウルトラマンXの進化形、「EXCEED(エクシード)=これまでを超える」と祈念して始まった2016年も終わりに近い。ウルトラヒーローEXPOから始まり、例年の爽やか湘南マラソンなど比較的スローペースで、あまり超えることもなく過ごしてきたのだが、ウルトラマンスタンプラリーでダブルコンプリートしてから少しずつペースが出てきたような気もする。ちなみに1月の時点でEXCEEDする候補として挙げたのが、1回に走り切るマラソンの距離、釣った魚の大きさ・数、乗れた波の大きさ、写した星の数、ゴルフの打数、読書数、にらの出荷量・リレー数など平和なものだったが・・・マラソンの距離を伸ばす(具体的にはハーフ以上)ことはついにできなかった。釣りにおいては機会そのものが前年よりも少なく、10月に「ウナ吉2世」が釣れたのがせめてもの慰み、ゴルフは休眠状態だし、読書数も例年並み、ニラの種収穫量もリレー先は増やせたが前年同様(当たり前か)だった。

しかし波乗りについては、甘辛用ソフトボードに加え、前職の同僚がカリフォルニアで誂えたというビンテージもののロングボードとそのご子息が若い頃ブイブイ言わせたという6フィートのショートボードが仲間入りし、「波の状態に合わせてボードの種類を使い分けて」シーズン中は毎週のように通い詰めた結果、自分で言うのもなんだが、ずいぶんと上達したと感じる。そして何度かこれまで乗ったどれよりも大きな波に長い時間ライドできた(自分はそのつもり?)ことがあり、「今のエクセレント!写真かビデオに撮ってほしかったなー」と悔しがった末、妻に撮影を頼み某SNSサイトのプロフィール写真を更新したのだった。色々多岐に渡って手を出している私だが、「自己ベストを更新する」というのは中々難しいものだ。クリスマスは「海賊とよばれた男」だったが、今年は話題となった作品も多く、一定年齢に達して鑑賞券が格安になったことから、妻と例年よりもはるかに多くの映画を見に行った。今年は「これまでを超える」というよりは「これまでになかった」ものが多かったように思う。そんなエクシードなニュースをいくつか書いておこう。

血圧レコーディング作戦
BMIと血圧の値が正常値をはみ出してしまったせいで、6ヶ月の特定保健指導対象となり、これをきっかけに徹底した血圧正常化に取り組んだ。その中核が本で読んだ「朝晩血圧を測定して記録する」という30日コミットメントである。欲張りな私はせっかく記録するなら体重、摂取塩分、運動量なども記録しようと専用ファイルを作成しこれが何と習慣化して今でも継続している。主な取組みは食物からの摂取量を減らすという消極的なものではなく、発汗によってナトリウムを排出し、水素水で置き換えるという攻撃的な減塩である。血圧については一旦落ち着いたものの、一進一退を繰り返しているような状況だが、ずばりダイエットの効果はすごかった。一旦沈静化したように見えたが、しばらくして再び効果が出始め、何と高校時代に部活に明け暮れている時の水準も射程圏に入ったのである。

   

ウルトラ兄弟撮影会
今年、最大のニュースだったし、これをエクシードする快挙はもうないだろう。「帰ってきたウルトラマンスタンプラリー」を息子甘辛とともにダブルコンプリートし、応募した制覇賞に当選したのである。ウルトラ戦士の故郷M78星雲にちなんで全部で78名に当たるダブルチャンス賞の応募総数23000名、そのうち「ウルトラ兄弟と撮影」できるのはわずか10名(C賞応募対象者は1300名)という倍率である。「撮影場所は当方指定」とされていたが、何とJR東京駅の駅長室!誰も入れないところにずらりとウルトラ戦士が揃った。思わず明かした息子の名の由来に室内は盛大に沸き上がり、個別ツーショッを何枚も写真に収めた興奮の時間だった。

   

ダークウルトラの会 
ウルトラ撮影会の興奮も冷めやらぬGW中、休日の隙間をついて、密かに結成していたディープな会に「見習いのホシノ隊員(初代マンに登場する少年科特隊員)」として名でカラオケデビューした。ひょんなきっかけで仕事上の付き合いのできた割とエグゼクティブなメンバーに拾われた形である。ウルトラだけでなくスターウォーズ、サンダーバード、マイティジャック、スタートレックなどCG・特撮モノをこよなく愛し、作者別のレアアニメなども語り、お互いを隊員名で呼び合う地下グループだ。NHKBSの怪獣50周年大感謝祭では歴代の怪獣・作品の何が名作に入るか、勤務時間も関係なくメールが飛び交い、永井豪オーケストラで一緒にマジンガーZを熱唱した。あまりに深みにはまるとちょっと危険な香りのする紳士淑女たちである。

        

惑星の拡大写真
今年は火星の大接近があった。最接近は5月末くらい、夜空でも赤く輝く火星が目立ち、木星、土星も連れ立って3惑星がそろい踏みだった。新装備の超兵器M20号で見る各惑星の姿は素晴らしく多くの人とこの感動を共有したかったが、ちょっと大型の装備なので気楽に出張サービスに出向くわけにも行かずあの雄姿を目にしたのは皮肉にもあまり興味のない妻と息子だったというのが少し残念だ。何度か試行錯誤を繰り返し、星空写真のように北極星(正しくは天の北極)に赤道議の軸を合わせて追尾しながら動画をPCに取り込んで画像を生成するという今主流の方法でお粗末ながらもここに掲載しても「何が写っているかくらいは分かる」像ができた。肉眼でレンズをのぞいて見える画像とは雲泥の違いだが、風やシーイングなど条件のよいチャンスを狙って繰り返しチャレンジしただけあって、これまで難しかった「惑星の拡大写真」としてはエクシードなものだったと思う。

          

母を伴ってのグアム島旅行
大台の年齢を向かえ、海外旅行など体力・体調に自信がなく尻ごみしていた母を妻が絶妙の誘い(何と言って説得したのかで)連れ出し、その年齢としてはかなりチャレンジャブルな南の島旅行が実現した。何せ旅行期間中、具合が悪くなっても途中で引き返せない場所なだけに、旅行1週間前くらいからヒヤヒヤものだった。年齢的にリゾート地でゆっくりさせるつもりだったのだが、「ぶっちゃけ次があるか分からない」だけに思い出つくりに色んなイベントを詰め込んでしまい結構ハードなものになった。大規模ウォーターランド、マジックディナーショー、サンセットクルーズ。。。どう見ても「母が息子に孝行させてやっている」状況のようだったが、動きの遅さに時にイラつく私に対して、妻の配慮は全くありがたく、何か形にしたいとは思った。1年に一度の親族の集いでは「楽しかったこと」をやたら話しまくったようで、母にとっては間違いなくエクシードな旅行だったと思う。

        

道庁所在都市以外の北の国
これまで仕事で何十回と訪れている北の国だが、出張では中心都市以外に足を運んだことがなかった。駅とオフィスを往復するだけで「マイルを稼ぎ、ラーメン店を巡る」ばかりだったが、初めて市外に遠出し「支笏湖」の雄大な自然に触れることができた。さらに年末寒さの厳しい時期だったが、道南の地を訪れることも実現し、世界的な夜景の見える山頂(昼だけど)、戊辰戦争最後の戦いのあった城郭も眺めることができた。ゴリさんによれば市内には「テレビ塔」「時計台」のように有名過ぎてちょっとがっかり、という名所以外にもお奨めスポットが結構あるそうだ。最近は有名な「雪祭り」で自分オリジナルの氷像作りに参加したり、氷像を製作している作業そのものを見学するツアーもあるようで、色々と進化しているらしい。

             

御朱印集め
札幌での意見交換会の趣味話題に出たのをきっかけに始めた久々の新しい「趣味」である。私自身も国内に出張等ついでに有名な神社仏閣を訪れるし、母とのちょっとした外出やプチ旅行など何かにつけて「お参り」に足を運ぶので、「何で今まで気がつかなかったのか?」と思えるほどドンピシャの趣味である。私は鎌倉の「杉本寺」を第1号とし、京都、三島、などで暇さえあれば御朱印集めに走っていた。母を誘ってからは相模國一之宮から二、三、四乃宮と進め鎮地大神の平塚八幡宮、総社の六所神社を加えて相模乃国六社を制覇した。また母の故郷越中國の一之宮も入手し、今後はどこかに出かける都度、親子御朱印帳持参で有名どころを集めるのが楽しみとなっている。

               

オクトーバーラン
人間、期間限定であればかなり無理して頑張れるということがよく分かったプログラムだった。マラソン(ジョギング)としては1回で走る距離を更新することはできなかったが、アプリを起動しながらのジョギングを毎日のように続け、最後は若干のズルをしつつも月間150km(つまり1日平均3km)を超すことができた。「時々思い出したように」又は「レースの直前のみ」ちゃっちゃっとしか走る練習をしてこなかった私にとって、ほとんど毎日一定距離を走り続けたというのはかなりエクシードな現象だった。また最後の数日はどうしてもキリのいいところまで頑張りたくて、10kmランを2回と走ったりもしていた。しかしこれには思わぬ反動が出る。元々ただ走ることが好きでない私は、習慣化することはなく、むしろ期間が終了すると気が抜けてピタリと走ることを止めてしまったのである。来月末に例年の湘南藤沢マラソンを控えているというのに、これはちょっとまずいと思っているのだが。。。

         

人生初の眼鏡(近視矯正)
最後はあまりエクシードな出来事ではないが、私にとっては今年最大級の問題であった。周囲にはそれこそ「物心ついた時から」眼鏡を放せなかった人もあるが、サングラス以外のものが目の前にあり、「自然とは異なった像」が見えるなどと、煩わしいことこの上ない。度の強さは処方箋によって決まっているが、フレームやレンズの形、色、素材やレンズそのものの質など、選択肢が多すぎてどんなのを着ければよいのかさっぱり分からない。結局「自分への所縁」だけをきっかけにウルトラセブンモデルのグラスを購入、1日のうちに夕方モノが見えにくくなった時とスクリーンのプレゼン資料など見たいときのみ「顔の一部」になっている。知人はそこそこ褒めてくれるのだが、今まで想像したこともない本人は「カツラを被って女装」しているような違和感だ。

      

今年も色んなことがあった。甘辛は大学生となり、ちゃんと勉強はしているようだが、部活にアルバイトと毎日忙しくしている。N木坂46というアイドルグループのファンのようで、来年2月のバースディコンサートのチケットが当たったとかでもう有頂天である。年明け早々はウルトラヒーローEXPOだし、マラソンもエントリーしてある。これまでやらなかった30日コミットメントは既に用意してあり、これを達成することでかなりエクシードな結果を得られることを期待している。(乞うご期待)これに合わせて(ちょっとこじつけ感強いけど)、「一休-Cool Down」「EXCEED-これまでを超える」に続く来年のタイトル的なものも一応考えた。年末年始、よほど驚天動地のことが起こらない限りこのまま採用となるだろう。皆さん、1年間「超兵器」にお読み下さってありがとうございました。よいお年をお迎えられますように。

  


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