「地球防衛国際委員会のセガワ博士、宇宙生物学の第一人者マエノ博士らをメインスタッフとして、この防衛軍基地内の秘密工場で、今、恐怖の破壊兵器が完成しようとしていた。それは惑星攻撃用の超兵器R1号である」
このサイトのタイトルの由来ともなったウルトラセブン屈指の名作(だと私は思っている)「超兵器R1号」のオープニングである。遥か以前にこの話のあらすじは紹介した記憶があるが、衆議院総選挙にあたり各政党のマニュフェストを読んでいて、何故かこの作品が頭を駆け巡り休日にVTRを引っ張り出してきて先日の「世界の料理ショー」のように懐かしく視聴したので思うところを書き留めておく。
まずはおさらいから・・・先日、小夏師匠の素朴な疑問に(少し適当だが)お答えしたように、ウルトラセブンは地球を守りに来たのではなく、恒星の観測を行っている(つまり役人)時にたまたまこの「美しい星」が宇宙人の侵略の魔の手に晒されているのを知り、わざわざ居残って闘おうと決意したことになっている。当時は宇宙の平和を守る「宇宙警備隊(隊長はゾフィー)」の一員ではなかったから、全宇宙的な視野で「平和」を考えてはいなかったはずだが、地球を守るためなら何をしてもよいと考えてはおらず、能動的に地球外へ攻撃を仕掛けることには地球外の「宇宙人」としておおいに疑問を持っている。
地球防衛軍が開発したR1号は実験用でありながら新型水爆8000個の爆発力を持ち、これを知ったウルトラ警備隊員たちは「これで地球の防衛は完璧だ」とはしゃぎ回る。アンヌですら「地球に超兵器があることを知らせれば、侵略してこなくなる」という抑止論を唱えるのである。誰でも分かると思うが、この話は東西冷戦時の核兵器開発競争そのものを風刺していると思われる。核を保有していれば報復を恐れ「外国から攻撃はしてこない」という抑止力を正当化しようとしたストーリーそのものに見える。
今、まさに防衛軍基地からR1号の発射を前にモロボシ・ダンは思い悩む。ここから先は屈指の名セリフのため、番組VTRからそのまま再現・・・・・
「フルハシ隊員、地球を守るためなら、何をしてもよいのですか?返事をしてください!」(モロボシ・ダン)
「おい、ダン!一体どこへ行くんだ?・・・忘れるなダン、地球は狙われているんだ。今の我々の力では守りきれないような強大な侵略者がきっと現れる。その時のために・・・・」(フルハシ隊員)
「超兵器が必要なんですね!」(モロボシ・ダン)
「決まってるじゃないか!」(フルハシ隊員)
「侵略者は、もっと強力な破壊兵器を作りますよ!」(モロボシ・ダン)
「我々はそれよりも強力な兵器をまた作ればいいじゃないか!」(フルハシ隊員)
「それは・・・血を吐きながら続ける・・・悲しいマラソンですよ」(モロボシ・ダン)
実験標的はシャール星座のギエロン星が選ばれた。地球への影響、生物がいないことは念入りに調査したことにはなっている。(ちなみに生物学者のマエノ博士のファンだった)実験は予定通り開始され、ギエロン星は木っ端微塵になった。
その場面に居た堪れなくなったモロボシ・ダンはウルトラホーク1号で宇宙パトロールへ出発する。宇宙空間を飛行しながら思い悩むダンは、やはりM78星雲の宇宙的視野を持つ宇宙人に見えた。
「ボクは絶対にR1号の実験を妨害するべきだった。本当に地球を愛していたのなら・・・それができたのはボクだけだ。」
しかし物語は急転する。ギエロン星から地球に向かう飛行物体を宇宙空間で調査したホーク1号はそれが巨大な生物だと知るのである。「そんなはずはない」と驚愕するマエノ博士を前にホーク3号は新型兵器を地上に降りたギエロン星獣に投下、星獣は一瞬にして粉々に砕け散る。
しかし考えてもみて欲しい。(と私が言っても意味がないが)惑星を粉砕するほどの威力をもったR1号の攻撃にも耐えた生物(突然変異?!)が、地上の兵器などでたやすくやっつけられるだろうか?星獣は液体から見事に再生し、前よりもはるかに強大な体で甦るのである。口から吐く黄色いガスは放射能だ。絶体絶命の地球防衛軍をセブンに変身したダンがやっとのことで星獣を倒す。アイスラッガーで頚動脈(の位置にある)を断ち切る技で・・・ギエロン星獣はもの悲しく吼え、目を閉じる。私はこれを見ていたマエノ博士のセリフでファンになった。
「タケナカ参謀、ワタクシにはどうしても、あのギエロン星獣を憎むことはできません。R1号の爆発のショックであんな恐ろしい宇宙怪獣になってしまったけれど、本当は美しい星ギエロンに住む平和な生物だったのかもしれません」
汚染地域は封鎖され、隊員は無事帰還したが、多量の放射能を浴びたダンだけはメディカルセンターに入院した。
物語はウルトラセブンでも屈指の締めくくりシーンを迎える。防衛軍責任者のタケナカ参謀とキリヤマ隊長、そしてマエノ博士である。
「キリヤマ隊長。超兵器R2号が完成したら、地球の平和は絶対に守れると思うかね?」(タケナカ参謀)
「しかし侵略者は、それより強力な破壊兵器で地球を攻撃してくるかもしれません」(キリヤマ隊長)
「うむ。。。我々はさらに強力な破壊兵器を作る。地球を守るために・・・・」(タケナカ参謀)
キリヤマ隊長の遠い目をした微笑が印象的だった。「・・・そう言えば、ダンがしきりにうわ言をいったんです。『血を吐きながら続けるマラソン』だと・・・」
「ダン隊員がそんなことを・・・参謀。人間という生物はそんなマラソンを続けるほど愚かな生物なんでしょうか?」(マエノ博士)
この後、メディカルセンターにいるダンはこの3人からR2号製造中止提案を聞くのである。ウルトラシリーズで星人でも怪獣でもない「星獣」というかんむりがつくのはギエロン星獣だけである。「人類のエゴに対し犠牲となった罪もない生物」という意図の表れだと思う。
長々と物語のあらすじをおさらいしたが、2週間にわたる総選挙の活動を聞きテレビやインターネットで対話するような政治家や評論家の談を聞いていると何となくこの話が浮かんでいた。むろん現代の我が国は(私の知っている限り)兵器の開発競争などしていないから、連想されたのは同じ「核」でも平和利用されることになっている原発についてである。そのものの是非や再稼働等について様々な議論がされており、簡単に2者択一ではないと思われる。あんまりポリティカルなことをここでは書かないことにしているのだが、総選挙に当たってせっかく久々にテレビ討論や政党HP、有識者のブログなどを見て回ったから、思慮は浅いと反省するが受けた印象だけ少し書き置くことにする。
原発について、どこの政党も「とりあえず無いに超したことはない」というのは同じようだ。「今すぐ無くすことを決めるのか」「ゼロを目指すのか」「安全第一としながらずーっと続ける」とするか・・・・テレビで見ていると「無いに超したことはない」としながらも「必要」と言う人たちは「日本を『企業』としてとらえている」人々、「今すぐなくす」と言う人たちは「日本を『国土』ととらえている」人々という印象を持った。
「企業」とは継続することが第一だとすれば、まず目先の収支と株価に目が行くのは当然で、「日本は借金大国でもうほとんど破綻している。資源を石油に頼っていては原油高騰の折に発電コストがかかり過ぎ、国際競争に太刀打ちできないため低コストの拠点を求めて日本を出るしかない、そうすれば産業は空洞化しますます日本経済は悪化する。」
国土を永久普遍であるべきだという観点からすれば、「今は多少貧しくなり我慢が必要かもしれないが、自然災害を想定できないことが露呈した以上、事故が発生したら国土を半永久的に失うことになる原発を稼働させることは未来の国民に対して決してできぬ」
まあ、双方の言っていることは言い換えれば近視眼的か長期的かの違いでどうもかみ合わない。他の要素を複雑に思慮できないので、そんな風に理解していた。今回は中学生の息子甘辛も学校で話題となったという各党のマニュフェストをちゃんと目を通したいう証拠に「何をいっているのか」どうにも理解できなかったのが「日本維新の会」である。。
「既存の原子炉による原子力発電は2030年代までにフェードアウトすることになる」
狐につままれたような感じが正直した。マニュフェストというのはどこの党でも大抵「●●をして見せます」という例え嘘でも自政党を主語にしたものだと思っていたが、ここだけは文脈からして主語は原発自身である。つまり原発が自らフェードアウト(消失)していく」と言っている。うーむ。。。何か違和感がある不思議な表現だが、この党の中心は主張が過激っぽいのが痛快でずいぶん躍進したようだ。
自分のおかれる立場や経済的シチュエーションによって支持の仕方は大きく変わり国論を2分するような大きな議論だろう。大震災直後だったらもっと違う結果だったろうと思うが、それどころではない事情だったのもわかる。最後に総選挙で色々見聞きした原発論と「超兵器R1号」の物語がどうしてダブったかをお話すると・・・・・
あの物語の中で「超兵器」を「原発」、「地球」を「富(とかカネ)」などと置き換えると、ものすごくしっくり話がつながるのである。むろん「侵略者」は想定外の大災害、ギエロン星獣 は事故で暴走する原子炉というところか。。。
「キリヤマ隊長。原発が再稼働したら、日本の富は絶対安全に守れると思うかね?」(タケナカ参謀)
「しかし災害は、それより想定外の規模で襲ってくるかもしれません」(キリヤマ隊長)
「うむ。。。我々はさらに安全そうな原発を作る。富を守るために・・・・」(タケナカ参謀)
「・・・そう言えば、ダンがしきりにうわ言をいったんです。『血を吐きながら続けるマラソン』だと・・・」
これを「愚かな生物」とつなげたら原発推進派に叱られてしまうだろう。しかし唯一の被爆国として「核ををもたず、つくらず、もちこませず」とうたっておきながら、自らの繁栄のために自然にやられてさらに被爆するとは「何と学習の足りない愚かな国か」と外国に言われる可能性はゼロではない。
こうして綴っていると経済活動の主体としては終盤に差し掛かっている自分自身は子々孫々のためにはやはり「原発は無くなって欲しい」と願っていることはわかる。今はれっきとした企業にいるが、この国を「企業」としては思っていない。「超兵器」の影響により怒りに狂ったギエロン星獣が現れた時に、ウルトラセブンはいないからである。
このサイトのタイトルの由来ともなったウルトラセブン屈指の名作(だと私は思っている)「超兵器R1号」のオープニングである。遥か以前にこの話のあらすじは紹介した記憶があるが、衆議院総選挙にあたり各政党のマニュフェストを読んでいて、何故かこの作品が頭を駆け巡り休日にVTRを引っ張り出してきて先日の「世界の料理ショー」のように懐かしく視聴したので思うところを書き留めておく。
まずはおさらいから・・・先日、小夏師匠の素朴な疑問に(少し適当だが)お答えしたように、ウルトラセブンは地球を守りに来たのではなく、恒星の観測を行っている(つまり役人)時にたまたまこの「美しい星」が宇宙人の侵略の魔の手に晒されているのを知り、わざわざ居残って闘おうと決意したことになっている。当時は宇宙の平和を守る「宇宙警備隊(隊長はゾフィー)」の一員ではなかったから、全宇宙的な視野で「平和」を考えてはいなかったはずだが、地球を守るためなら何をしてもよいと考えてはおらず、能動的に地球外へ攻撃を仕掛けることには地球外の「宇宙人」としておおいに疑問を持っている。
地球防衛軍が開発したR1号は実験用でありながら新型水爆8000個の爆発力を持ち、これを知ったウルトラ警備隊員たちは「これで地球の防衛は完璧だ」とはしゃぎ回る。アンヌですら「地球に超兵器があることを知らせれば、侵略してこなくなる」という抑止論を唱えるのである。誰でも分かると思うが、この話は東西冷戦時の核兵器開発競争そのものを風刺していると思われる。核を保有していれば報復を恐れ「外国から攻撃はしてこない」という抑止力を正当化しようとしたストーリーそのものに見える。
今、まさに防衛軍基地からR1号の発射を前にモロボシ・ダンは思い悩む。ここから先は屈指の名セリフのため、番組VTRからそのまま再現・・・・・
「フルハシ隊員、地球を守るためなら、何をしてもよいのですか?返事をしてください!」(モロボシ・ダン)
「おい、ダン!一体どこへ行くんだ?・・・忘れるなダン、地球は狙われているんだ。今の我々の力では守りきれないような強大な侵略者がきっと現れる。その時のために・・・・」(フルハシ隊員)
「超兵器が必要なんですね!」(モロボシ・ダン)
「決まってるじゃないか!」(フルハシ隊員)
「侵略者は、もっと強力な破壊兵器を作りますよ!」(モロボシ・ダン)
「我々はそれよりも強力な兵器をまた作ればいいじゃないか!」(フルハシ隊員)
「それは・・・血を吐きながら続ける・・・悲しいマラソンですよ」(モロボシ・ダン)
実験標的はシャール星座のギエロン星が選ばれた。地球への影響、生物がいないことは念入りに調査したことにはなっている。(ちなみに生物学者のマエノ博士のファンだった)実験は予定通り開始され、ギエロン星は木っ端微塵になった。
その場面に居た堪れなくなったモロボシ・ダンはウルトラホーク1号で宇宙パトロールへ出発する。宇宙空間を飛行しながら思い悩むダンは、やはりM78星雲の宇宙的視野を持つ宇宙人に見えた。
「ボクは絶対にR1号の実験を妨害するべきだった。本当に地球を愛していたのなら・・・それができたのはボクだけだ。」
しかし物語は急転する。ギエロン星から地球に向かう飛行物体を宇宙空間で調査したホーク1号はそれが巨大な生物だと知るのである。「そんなはずはない」と驚愕するマエノ博士を前にホーク3号は新型兵器を地上に降りたギエロン星獣に投下、星獣は一瞬にして粉々に砕け散る。
しかし考えてもみて欲しい。(と私が言っても意味がないが)惑星を粉砕するほどの威力をもったR1号の攻撃にも耐えた生物(突然変異?!)が、地上の兵器などでたやすくやっつけられるだろうか?星獣は液体から見事に再生し、前よりもはるかに強大な体で甦るのである。口から吐く黄色いガスは放射能だ。絶体絶命の地球防衛軍をセブンに変身したダンがやっとのことで星獣を倒す。アイスラッガーで頚動脈(の位置にある)を断ち切る技で・・・ギエロン星獣はもの悲しく吼え、目を閉じる。私はこれを見ていたマエノ博士のセリフでファンになった。
「タケナカ参謀、ワタクシにはどうしても、あのギエロン星獣を憎むことはできません。R1号の爆発のショックであんな恐ろしい宇宙怪獣になってしまったけれど、本当は美しい星ギエロンに住む平和な生物だったのかもしれません」
汚染地域は封鎖され、隊員は無事帰還したが、多量の放射能を浴びたダンだけはメディカルセンターに入院した。
物語はウルトラセブンでも屈指の締めくくりシーンを迎える。防衛軍責任者のタケナカ参謀とキリヤマ隊長、そしてマエノ博士である。
「キリヤマ隊長。超兵器R2号が完成したら、地球の平和は絶対に守れると思うかね?」(タケナカ参謀)
「しかし侵略者は、それより強力な破壊兵器で地球を攻撃してくるかもしれません」(キリヤマ隊長)
「うむ。。。我々はさらに強力な破壊兵器を作る。地球を守るために・・・・」(タケナカ参謀)
キリヤマ隊長の遠い目をした微笑が印象的だった。「・・・そう言えば、ダンがしきりにうわ言をいったんです。『血を吐きながら続けるマラソン』だと・・・」
「ダン隊員がそんなことを・・・参謀。人間という生物はそんなマラソンを続けるほど愚かな生物なんでしょうか?」(マエノ博士)
この後、メディカルセンターにいるダンはこの3人からR2号製造中止提案を聞くのである。ウルトラシリーズで星人でも怪獣でもない「星獣」というかんむりがつくのはギエロン星獣だけである。「人類のエゴに対し犠牲となった罪もない生物」という意図の表れだと思う。
長々と物語のあらすじをおさらいしたが、2週間にわたる総選挙の活動を聞きテレビやインターネットで対話するような政治家や評論家の談を聞いていると何となくこの話が浮かんでいた。むろん現代の我が国は(私の知っている限り)兵器の開発競争などしていないから、連想されたのは同じ「核」でも平和利用されることになっている原発についてである。そのものの是非や再稼働等について様々な議論がされており、簡単に2者択一ではないと思われる。あんまりポリティカルなことをここでは書かないことにしているのだが、総選挙に当たってせっかく久々にテレビ討論や政党HP、有識者のブログなどを見て回ったから、思慮は浅いと反省するが受けた印象だけ少し書き置くことにする。
原発について、どこの政党も「とりあえず無いに超したことはない」というのは同じようだ。「今すぐ無くすことを決めるのか」「ゼロを目指すのか」「安全第一としながらずーっと続ける」とするか・・・・テレビで見ていると「無いに超したことはない」としながらも「必要」と言う人たちは「日本を『企業』としてとらえている」人々、「今すぐなくす」と言う人たちは「日本を『国土』ととらえている」人々という印象を持った。
「企業」とは継続することが第一だとすれば、まず目先の収支と株価に目が行くのは当然で、「日本は借金大国でもうほとんど破綻している。資源を石油に頼っていては原油高騰の折に発電コストがかかり過ぎ、国際競争に太刀打ちできないため低コストの拠点を求めて日本を出るしかない、そうすれば産業は空洞化しますます日本経済は悪化する。」
国土を永久普遍であるべきだという観点からすれば、「今は多少貧しくなり我慢が必要かもしれないが、自然災害を想定できないことが露呈した以上、事故が発生したら国土を半永久的に失うことになる原発を稼働させることは未来の国民に対して決してできぬ」
まあ、双方の言っていることは言い換えれば近視眼的か長期的かの違いでどうもかみ合わない。他の要素を複雑に思慮できないので、そんな風に理解していた。今回は中学生の息子甘辛も学校で話題となったという各党のマニュフェストをちゃんと目を通したいう証拠に「何をいっているのか」どうにも理解できなかったのが「日本維新の会」である。。
「既存の原子炉による原子力発電は2030年代までにフェードアウトすることになる」
狐につままれたような感じが正直した。マニュフェストというのはどこの党でも大抵「●●をして見せます」という例え嘘でも自政党を主語にしたものだと思っていたが、ここだけは文脈からして主語は原発自身である。つまり原発が自らフェードアウト(消失)していく」と言っている。うーむ。。。何か違和感がある不思議な表現だが、この党の中心は主張が過激っぽいのが痛快でずいぶん躍進したようだ。
自分のおかれる立場や経済的シチュエーションによって支持の仕方は大きく変わり国論を2分するような大きな議論だろう。大震災直後だったらもっと違う結果だったろうと思うが、それどころではない事情だったのもわかる。最後に総選挙で色々見聞きした原発論と「超兵器R1号」の物語がどうしてダブったかをお話すると・・・・・
あの物語の中で「超兵器」を「原発」、「地球」を「富(とかカネ)」などと置き換えると、ものすごくしっくり話がつながるのである。むろん「侵略者」は想定外の大災害、ギエロン星獣 は事故で暴走する原子炉というところか。。。
「キリヤマ隊長。原発が再稼働したら、日本の富は絶対安全に守れると思うかね?」(タケナカ参謀)
「しかし災害は、それより想定外の規模で襲ってくるかもしれません」(キリヤマ隊長)
「うむ。。。我々はさらに安全そうな原発を作る。富を守るために・・・・」(タケナカ参謀)
「・・・そう言えば、ダンがしきりにうわ言をいったんです。『血を吐きながら続けるマラソン』だと・・・」
これを「愚かな生物」とつなげたら原発推進派に叱られてしまうだろう。しかし唯一の被爆国として「核ををもたず、つくらず、もちこませず」とうたっておきながら、自らの繁栄のために自然にやられてさらに被爆するとは「何と学習の足りない愚かな国か」と外国に言われる可能性はゼロではない。
こうして綴っていると経済活動の主体としては終盤に差し掛かっている自分自身は子々孫々のためにはやはり「原発は無くなって欲しい」と願っていることはわかる。今はれっきとした企業にいるが、この国を「企業」としては思っていない。「超兵器」の影響により怒りに狂ったギエロン星獣が現れた時に、ウルトラセブンはいないからである。
ポリティカルの意味からお勉強させていただいた有意義な朝です~♪
ウルトラセブンはこんな深い事も伝えていたのですねぇ。。
こちらにやってきた進次郎君、で出動ままならずガックシ・・。終盤は「講演会に来てほしい。K野太郎さんが来るよ」という依頼にどんなお顔だったかと確認したら、なんと出てきたHPに「湘南から総理を!」って@@!
ひゃー、師匠の方の方だったのか~でしたが、ワタシにとっては湘南の太郎さんって言えば磯辺師匠なんだけどなー キャハハ
あ、師匠~、送りました~。
こんにちは。普段考え慣れないことを書くと、意味不明になるものです。ウルトラセブンはマリアナ海溝よりも深い、シリーズ最高傑作だと思います。
タイトルでググってもyoutubeなどには残念ながら出てはこないようですが・・・あらすじは載っていますので、よろしければ見てください。
イケメン議員はぶっちぎりで当選でしたねー。彼は確か久里浜の方の選挙区だったと思います。K野太郎さんはお父上の名前が親しみを感じたものです。確か隣り町(湘南とは微妙な方向)のご出身だったと思いますが。
メールありがとうございまーす。