超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

渡良瀬橋

2011-09-19 10:55:42 | 旅行お出かけ
3連休シリーズ最終話はズバリ渡良瀬橋である。何となく名前を覚えていたから、いつだったかこのサイトに載せたらかの地周辺にゆかりがある、というKICKPOP師匠が喜んで下さった。
たまたま県東部の大河沿いにいわゆる飛び地「間に管轄外のエリアが入っている」があり、その施設に新方式のシステムを導入することにしたのだが、二つある方式のどちらを採用するかで最後まで議論となった。そこで先週、実際にどのような環境にあるところなのか確かめるとともに、それから東部を県境にそってぐるりとルートパトロールし、施設を点検していくことになったのだ。
「ねえねえ、ルートの途中に『渡良瀬橋』って通らないかな」私が聞くと八兵衛の目がキラリと光った。

彼は随分昔、県東部方面の施設の設計を任されており、先日訪れた時は幅10cm以上ある「ひもかわうどん」を紹介してくれたのだった。「寄って行きましょう。森高千里の歌碑ができたそうですよ」
色々調べてくれたが、プリントアウトされた資料を見ると夜はライトアップされムード満点の中々の名所だそうだ。(寄るのは夜じゃないんだけどねー)
これによると渡良瀬橋は下路並行弦6連ワーレントラス橋という構造で、できたのは何と昭和9年。。。!約80年も前だ。
くだんの施設の調査と途中で行われていた工事の安全性チェックをしながら、先日「難所」調査に同行してくれたモッチのいささか荒い運転でご当地へ向かった。

   

「これがそうか・・・」一旦車で橋を通過し反対側のスペースで駐停車し歩いてみた。
初めての土地で全然方角が分からなくなっていたのだが、あの歌に出てきた「夕陽」とはどっちの方になるんだろか・・・?
実はこの橋の本線は自動車専用のようで歩けるのは隣接する歩行者用の小さい橋だ。ここから夕陽を望むとすれば川の上流に向かって眺めることになるなー。
太陽が顔を出して少し日差しが眩しいが、それにしてものどかな田園風景だ。。。

      
 
せっかくだから私たちは歩行者用橋を渡り始めた。全長は約250m、自動車用と歩道橋の間に我々の設備が見える。結構新しく作ったものだな。橋の上外側にライトアップ用と思われる設備がある。なるほど遠くから見たら綺麗だろなー。
「~渡良瀬橋で見る夕日を あなたはとても好きだったわ。きれいなとこで育ったね ここに住みたいと言った・・・」と歌われたのはこの辺かな。。。下流側の緑色をした橋も結構趣があるぞ。橋を渡り切ると、小さな神社があった。小高い丘を上った上に祠があるようだ。

      

      

 
歩道橋を往復して戻ってくるとモッチが車を回してきてくれた。
「100メートルくらいのところに『歌碑』ができたらしいんですけどねえ」
八兵衛は会社丸わかりのユニフォーム姿で近くを歩いていたお年寄りに尋ねていたが、その方はにっこり笑って下流の方角を指差した。おーっ、これがそうか!
ネットでみた写真はここから撮ったものなんだな。ここから橋のバックに見える夕陽、ライトアップされた橋は綺麗だろうなあ。

      

森高千里はあの橋で何を思いあの名曲を作ったのだろか?もしかして自分の経験談?
歌詞にはホントに地元じゃないと中々しらないモノが出てくる。
「八雲神社」にはさすがに行けなかったが、床屋の角にポツンとある、という公衆電話は「たぶんこれ?」というのがあった。
初めて見るが「渡良瀬橋」って切ない、いい歌だねー。街灯に設置されているボタンを押すと何と本人の歌がフルコーラスで流れてきた。モッチを待たせているのは悪いことたが、私たち3人はしばし若い森高千里の歌に聞き入っていた。。。。

そう言えばどういうわけか彼女には「信者」が多かった。自称「非実力派」(うむ。正直者)で恐ろしく足の綺麗な人、という印象しかなかったが、最近CMで見かけても全然変わっていないのはすごいと思う。
80年代後半、シーズンには月2ペースくらいでスキーに行っていた当時、仲間内に「熱狂的」な信者がいた。大手電機メーカーに勤め独身寮に住んでいた彼は、帰りに「ちょっと寄って行かない?」と我々を誘い込んだ。
小奇麗な部屋だったが、ひっぱり出したのは森高千里ライブの「レーザーディスク」(うーん、このアイテム懐かしい~)だった。
それから2時間半、退屈そうにしているとジロリと睨まれほとんど正座させられる感じで画像を見せられた。(あれが信者を増やす「洗脳活動」か?!)

フルコーラスを聴き終えると時間は1時を過ぎており、ちょっと長居し過ぎたので急いで車に乗り、ルートパトロールに向かうため我々は渡良瀬橋を後にした。
そこから約45分、再び県内に戻った我々は「ひもかわうどん」の街で「2番目に美味しい」とされるソースカツ丼の店に向かった。(昼飯食うのも忘れていた)
食べログで一番だった店はたまたま定休日だったのである。着いたのは2時近く、昼休みはとっくに終わっていたが、結構お客さんは入っていた。
店の前には「梅宮辰雄の漬物」みたいな主人の等身大看板が掲げてあり、レジの前には各界の有名人がやってきた写真やサインが飾ってあった。

4人ともノーマルな「ソースカツ丼」を注文した。他には「ソーストンカツ丼」やびっくりトンカツなどがあった。どうやら「カツ」と言うとヒレかつを示すらしい・・・
やがてそのカツ丼が運ばれてきた。八兵衛はソースカツ丼店を二つとも行ったことがあったようだが、遥か昔で味は半分忘れていたらしい。。。
一口食ってほぼ4人とも「ん?」という顔をした。ソースカツ丼のベタベタなおたふくソースみたいなヤツが苦手の私には、特製のソースはあっさり上品で歓迎だったが・・・
何せカツが薄くて硬いのである。いつもは何かにつけて色々じゃべりまくる八兵衛も黙々と口に運んでいた。
会計を済まし乗車したとたん、「あれで2番かよ・・・皆やられてねえか?」誰からともなくつぶやきが走ったのである。。。。

あちこちの施設を点検し、「渡良瀬鉄道」沿いの草木湖というところで一休み。。。
色んな風景の見られるところだなー。(その日の総行程は約180km。それだけ移動すればどこでも行けるわな・・・)
八兵衛はしきりにソースカツ丼について後悔していたようだが。。。まあまあ、次来る時は食べログトップの店を目指そうぜ。(でも正直あんまり期待してないよ)

    


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4 コメント

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Unknown (KICKPOP)
2011-09-19 14:51:02
渡良瀬川&渡良瀬橋の写真ーーー!懐かしい田園風景(子供の頃はこの川で川遊びしました)・・・嬉しいです、ありがとうございます☆大学から東京に出て以来、S野を離れたため、この橋を通ると「ああ、もうすぐ家なんだ」といつもほっとするんですよ。

森高千里って、G馬の出身なのかと思ったら、大阪→九州なんですね。どうしてあんなにステキな渡良瀬の唄を作れたんでしょ~?森高千里、表参道で見かけたことがあるんですが、とっても顔が小ちゃくて(大場久美子←古いですか・汗、に似ていてビックリしました!)スタイルが良かったです(思っていたよりは小柄だったんですが)。

ソースカツ・・・北関東出身のくせに言っちゃうんですが(笑)、イマイチ・・・品のない味ですよね。ああいう味が田舎にはうけるのかな~・・・(苦笑)?
Unknown (磯辺太郎)
2011-09-19 17:02:35
KICKPOPさま

こんにちは。おーっ、見ていただけましたか。(下手な写真ばかりですみませんが・・・)
師匠ゆかりの地と伺って、いつかレポートしようと思っていました。(正しくは管轄外なんですが)
珍しいことにあの橋の両側に鉄道の駅と街があるんですね。
「ここに来たらもうすぐ家」って誰にでもありますよねー。
私の場合は大船駅ホームの立食い蕎麦屋です。これが見える(あの香りがすると)もうすぐCヶ崎。。。

ホント、森高千里ってチャラい歌のイメージが強かったんですが、この歌ステキですよねえ。
脚はメチャクチャ綺麗でした。横浜で見かけたことありますが、2代目コメットさんも顔小さかったです。(大丈夫!同年代)

田舎味。。。素朴ということですかねー。寒いところは味が濃いようです。
たぶんそれもご出身の方には懐かしいはずですよ。好きな食べ物もたくさんあります。
周囲の同僚がゲテモノ好き?!


Unknown (小夏)
2011-09-24 11:48:32
もうすっかり次の三連休になってしまいましたね~。
磯辺さん、こんにちは
台風一過のさわやかな休日ですね。何をされているのかな~、うふふ~ん

『渡良瀬橋』、初めてじっくり聞きました。(2画面立ち上げてみるのは磯辺さんブログでう~ん満足♪)おぉ~いいじゃないですかー
お二人のダンディがじっと聴きこんでいらっしゃる姿もまた絵になる感じがします。

森高さんに印象はホント、おっしゃる通り、私もそのように思っていました。
デビューのさせ方が【足】を売りにしていましたよね~。
南沙織さんの「17歳」唄って、、沙織さんのご主人が篠山紀信さんで、、紀信さんに獲ってもらったのがK師匠で、、K師匠はこの地にゆかりがあって、これまたトンボ(渡良瀬川トンボ協会所属?)を素手て獲っていらしたと、クフフ、、うーむ、繋がるぅ~

Unknown (磯辺太郎)
2011-09-25 10:46:28
小夏さま  おはようございます。

3連休どのようにお過ごしですか?昨日はホント秋晴れで気持ち良かったですねえ。

ね?「渡良瀬橋」って私も初めてフルコーラス聞きましたが、切なくていい歌でしょ?
聴き入る姿は決してダンディじゃありませんでした。何せ社名丸わかりの作業着ですから・・・
森高さん、今でも変わってないのがすごいと思いますよ。「江口」とは長続きしないと信徒は主張していましたが。。。

ははは「17歳」は南沙織が最初でしたねえ。(歳バレ?・・・)
へーえ、ご主人はあの有名な写真家、そしてKICK師匠を撮影なさったんですよね。「アチョー写真」ないかな。

繋がるもんですねー。山梨で鬼ヤンマを獲ったのは素手ではなく、子供の帽子でしたからK師匠は恐らく渡良瀬川トンボ協会の理事かなんかだったと思います。。。

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