いよいよ間近に迫ったリオデジャネイロ(ブラジル)五輪。
期間は 2016/08/05-21 ですが、ロシア選手の参加が焦点になっています。既にロシア陸上競技の選手は1人を除いて参加が認められませんでした。
プーチン・ロシア大統領、「IOCと協力」=独自の反ドーピング委提案
大統領は「反ドーピングの独立委員会を設置するようロシア・オリンピック委員会(ROC)に提案する」と表明。その独立委トップにスミルノフIOC委員(ロシア)を指名するとともに、外国の医学・法学専門家をメンバーに招き、透明性を高めたい考えを示した。 (時事 2016/07/22-23:48)
これはIOCの決定(2016/07/24)前に出された表明で、なんとか全体の参加禁止にならないようにとの演技に過ぎないだろうと思われます。
ロシアのリオ五輪参加、競技ごとに判断 IOC決定
IOCの判断が出ましたが
ロシアチーム全体のリオ五輪参加に関して判断せず、各競技団体に任せたらしいですね。ただし厳しい条件付き(過去1度も違反で失格になっていない選手)で参加を認めたようです。
またパラリンピックに関しては8月に結論をだすとのこと。
これに対しては、2通りの意見があり
- ロシア国内のドーピング疑惑がこれだけ明かになっており、ロシア国内の関係者が多数不審死していてプーチン政権がかかわった殺害ではないかとされているのに、なぜ全体を参加不許可にしなかったのか、というもの。
- 連帯責任ではなく、一部のドーピング隠蔽者だけを罰すればいいのだから当然だ、というもの。プーチンがIOCに協力すると表明したのが効果的な演技となって競技団体ごとの判断になったのかどうか、です。
さて 2016/08/05 開会式を迎えるリオ五輪
一部予選は開会式より前に始まります。もう10日前ですから、各競技団体が、すばやく該当ロシア選手のドーピング履歴を調べ五輪参加が可能かどうか判断できるかどうかですね。
ロシアを出発し、ブラジル入りしてから参加できないことが判明する人も出てくるでしょう。
NHKが報道していたことですが、一部疑問をもちました。
「ロシアのメダル数が多いので、ロシアが不参加になれば競技のレベルが下がる」としていますが、薬物でメダルをとったりレベルを向上させていたのであり、「薬物が競技全体のレベル向上に寄与した」と受け取られかねないことを言うべきではない
と思いました。
IOC全体としては一段落ですが、各競技団体が忙しくなり、果たして間に合うのかどうか、心配です。
さてさて、皆様はどう思われますか。