カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

トラック突入 仏ニース

2016年07月15日 08時22分55秒 | 海外

トラック突入、30人以上死亡か=意図的攻撃、銃撃戦も―仏ニース時事通信 2016年7月15日(金)6時58分配信


トラック突入、60人超死亡=仏報道

【パリ時事】仏ニースで花火の見物客の列にトラックが突っ込んだ事件で、地元メディアは14日、60人以上が死亡したと報じた。(2016/07/15-07:47


つい昨夜のフランスでの事件で、先ほど08:09にもNHKBS1でも「死亡者60名以上と仏紙が報道」と臨時ニュースがありました。

さらに続いて時事通信では死者数が「73」とも伝えております。

詳細はまだわかっていませんが

どうやらイスラム過激派によるテロではないかと思われます。

イギリスのEU離脱を受け、結束を図っているEUですが、このテロに対する対応策がEU結束に大きな影響を与えると思われます。

 

 


離反と結合

2016年07月15日 07時58分07秒 | 社会

どちらがいいのでしょうね。

  1. 同じ属性なのに、別の形態をとっている
  2. 別の属性なのに、同じ形態をとっている

1.「同じ属性・別の形態」

  • 朝鮮半島の南北分断

北朝鮮と韓国のことで、「同じ」言語・宗教・民族だと思われるのに、まるで「別の」言語・宗教・民族のような国として対立しており、しかも話し合いのきっかけさえ、ほとんど見られない体たらく

これは一部指導者の「自分が正しく、相手が間違っている」という真理ゆえに、話し合いを拒否し武力で解決しようとする信仰、に基づいています。

こんな対立の場合、ルールに則ったスポーツ競技などあり得ず、汚い手を使ってでも絶対に勝たねばならない、のです。国境近くでのいざこざやダム放流で相手側に打撃を与えるなど、これで理解できることが多数あります。

  • ある国の中での各種政党の乱立
同じ言語を話す国の中で、別の政党が乱立し、対立します。たしかに対立が「成長・改善」のきっかけになるはずですが、多くの場合「むだな、反対のための反対」がみられます。いわゆる「政治屋」の跋扈(ばっこ)です。

しかも政党政治の場合、政党を選んでそこに「すべて」の政策を委ねるため、ある分野では政党Aの考えがよく、別の分野では政党Bの主張を支持する、なんて人には、選挙において政党A・Bの二者択一はつらいものです。

日本でも2016/07/10に参議院選挙があり、この政党政治の欠点が出てしまいました。議論を拒否するかのように、「2/3議席を許すと憲法改悪が可能になり戦争ができる国になる」ので「これを阻止する」とする論法から、議論の内容ではなく数だけでものごとを考えるという前提が見え隠れします。この「反対のための反対」が嫌われたようで、与党の側ももちろん、野党側の「反対のための反対」を狡猾に利用しました。

しかも選挙前には一言も「改憲」を口にせず、大勝後に「憲法の改正を支持してくれた」とするならば、異論が出るのは当然でしょうね。

どうやら日本には、「議論というものが存在せず、民主国家を装うための「議席数の奪い合いに転落してしまったようです。

2.「別の属性・同じ形態」

  • EUの現状
キリスト教系とは言え、何百年もの間、武力で解決しようとしてきた別の国同士でしたが、「宗教色を薄めキリスト教系特有の人権主義」が功を奏したと言え、同じEUを構築し、これを拡大してきました。しかしその人権主義で多くの異教徒移民・難民を受け入れた結果、これを狡猾に利用する勢力によって、このシステムが破綻し始め、①宗教色を薄める②人権主義の両方が機能しなくなり始めました。

現在この2つを維持しながらイスラム教系の多くの移民・難民を受け入れられるかどうか、その重大な岐路に立っています。
  • 異国が集まって共同体をつくる

このEUの動きに相反するようにもみえますが、「米ソの冷戦」がソ連の崩壊程度によってなくなるはずがなく、依然として旧共産圏と非共産圏の対立が続いたままです。この結果、別の国同士が、NATOやワルシャワ条約機構、AIIBや上海機構といった同じ目標をもった協定を結んで、対立しています。

わけがわからなくなったら、原点に戻り、基本を考え直すというのが常道ですが・・・・・・

尤も、「自分が一番正しいとして決して譲らず、武力でのみ解決できる」と謳う危険集団を、話し合いの場へどのようにして出させるか・・・・・・。 


哲学

この「自分が一番正しいのだ」という考えは、「宗教」そのものですが、似て非なるものとして「哲学なるものがあります。

ただし「哲学」などを認めないのが「宗教国家」であり、「共産主義国家」も一神教としては同じ「宗教国家」に分類されるでしょう。

というのは、「ある一線を越えて疑ってはいけない」のがこの宗教であって、最終的に教祖様が鎮座ましまし、そのかたのおっしゃることに背くことだけは避けなければならず「ある一線を越えて疑ってはいけない」のでした。

もちろんそれは教祖様がそうおっしゃったのではなく、その宗教組織の利益集団が言っていることです。さて、これを見抜けるか、どうかです。

本来一神教の教祖たちは、当初、自分らしさを表明しただけだったのかも知れませんが、その規模が拡大するにつれ利益集団と化し、集団の利益を拡大する目的で異教徒を激しくののしり排除するようになりました。

それ以外の党を認めない中国共産党も一神教のひとつであることが、これでよくお分かりになると思います。

利益集団になると腐敗が生じるのは避けられません。

IOC(国際オリンピック委員会)やFIFA(国際サッカー連盟)の不祥事は、逐次報道されるのに、宗教や共産主義の不祥事はなぜ問題にならない、のでしょうね。

きっと、踏み込めない何かがある、のでしょう(笑)。

問題がある「哲学」とはいえ

もしも「哲学」が、混迷する世界を統一する何らかの指針になるとしたら、それはそれで立派なことだと思います。

わかってくればわかるほど、問題解決への道は遠ざかるように見えてきます。しかし「わかってきた」けれども「遠ざかる」は、チャンスなのかも知れません。何もわからない、何もしないまま「武力対立する」ことを考えたら、このチャンスを活かさないわけにはいきませんね。

問題が存在するからこそ「自分の存在価値がある」

という連中の中には、腕力でのみ自分の望みを叶えられるという野望をもった人もいるでしょうが、そんな野望が小さくなってしまうような何らかの理想を、一刻も早く見つけなければならないようです。 


現在、危険な世界情勢は、残念なことですが

  • 世界各地の、キリスト教×イスラム教
  • アメリカでの、白人×黒人
になってしまったのでしょうか。

二元論(二元説)で理解しようとすると
  • どちらか一方が正しい、とするしかなくなり、対立が激化し、最悪の事態を迎えます。
  • 「進歩」によって二元論のどちらかが残った、という信仰を守り続けるのではなく、「進化」しどちらにも善悪があり、また第三者・第四者もあることを認め、もって話し合いをするべき。
現在の世界情勢をみれば、何らかの「きっかけ」が大切だと思うのです。

日本は、
  • キリスト教/イスラム教
  • 白人/黒人
のいずれにも分類されません。つまり「どちらかである」とする見方が通用しないのですね、この点だけを考えても、日本が何かをできるはずなんです。急には無理でしょうから、徐々にでも何らかの役割を果たしてもらいたいと願っております。