6月8日、スカイプラザ・スターリアの震災時初動訓練がありました。
写真の安否確認板をドアの外に掲示。ボランティアが掲示をチェックしました。
今回の訓練の安否確認板の掲示率76.7パーセントでした。
今日の橋岡の一般質問で事業継続計画の策定を要望し、あわせて防災意識を向上させる取り組みの必要性を
訴えました。
人口17万5000人の佐倉市の避難所収容人数約24,330人。
一昨年H24に行った防災アセスメント調査では、想定避難所生活者は21,454人です。
人口に対する収容可能な率は 13.7パーセント、市民の7人に1人が避難所に避難することを想定しています。
3.11では使用不可となった小中学校の体育館がありますので当然ながらこの収容人数は少なくなることが予想されます。
防災井戸は設置数が3.11以前:22基 現在 41基と増設が進んでいますが、避難所に避難した市民の水を
確保するための防災井戸です。自宅等に避難している市民=市民の7人のうち6人の水は、個々の自助による備蓄が頼りです。
政府が設けた専門家などによる検討会は、東海沖から九州沖へと続く南海トラフ。東海、東南海、南海の3つの
地震が連動して起きた場合、避難者は発生1週間で最大950万人と予想し、
被災地は広い範囲にわたり、支援が行き届かないおそれがあるとして、各家庭で食料や飲料水などの
備蓄を1週間分以上確保することが必要だと指摘しました。
1週間分の水の備蓄とは、一人分でも水は21リットル、カセットコンロボンベがおよそ6本。
携帯トイレは1日5,6回としておよそ40回分が必要。レトルトのものなど日常から食べられるものを備
蓄の中に組み込み、食べてなくなったら、その分を次の買い物で買い足していくことで、
保存食の賞味期限切れを防ぎます。
水1週間分。4人家族で84リットル。2リットルのペットボトル6本入り7ケースの備蓄が必要です。
日曜日に行われたユーカリが丘スカイプラザ・スターリアの震災時初動訓練でも3日分の備蓄をしている人が8割、
1週間分の備蓄をしている人は1割未満でした。
避難所に避難する市民の弱者対策やフロアーマップの作成など地域住民との共有は大切ですが、
同じく、重要なのは避難所に避難しない市民(人口の約86パーセント)の防災意識=自助を向上させる取り組みの必要性を
訴えました。