◎リワークについては、当ブログでもたびたび取り上げてきました。
再確認を含めて、若干の情報提供です。
再確認を含めて、若干の情報提供です。
◎「当事者、企業にとってよいリワーク」、お勧めできるリワーク機関・施設の例です。
これが全てではありませんが、リワーク機関・施設が乱立気味ですので。
これが全てではありませんが、リワーク機関・施設が乱立気味ですので。
例えば、1週間に5日であって、1日のカリキュラムがきちっと組み立てられていること。
その中で、特に精神疾患をり患した原因を振り返る作業があること、具体的には、考えられる原因を書き出し、それが真の原因かを追究すること。
また、グループで行う場合には、グループディスカッションを行い、参加者が協力して、振り返りを行うことができるような。
また、グループで行う場合には、グループディスカッションを行い、参加者が協力して、振り返りを行うことができるような。
ということは、1日に2,3時間のプログラムしかない、さらには、1週間に2,3日程度の実施といった機関・施設は、お勧めできません。
リワーク機関・施設の選択は、重要な課題です。
◎次に、復職には、リワークも必要ですが、絶対ではないということです。
中には、就業規則に、リワークの実施・受講が必須と規定している事業所・企業もあるようですが、これは、お勧めできません。
基本的に就労できる体力・精神力の回復は、休職者の責務なのです。
精神疾患以外の疾病で休職している従業員に、リワークをしなさいと言いますか?
基本的に就労できる体力・精神力の回復は、休職者の責務なのです。
精神疾患以外の疾病で休職している従業員に、リワークをしなさいと言いますか?
ですから、リワークの実施・受講は、休職者の任意としておいたほうが、問題が起きません。
休職者に求められれば、リワークの説明、リワーク施設の紹介などをすればよいでしょう。
休職者に求められれば、リワークの説明、リワーク施設の紹介などをすればよいでしょう。
紹介されたリワーク機関・施設を利用したが、かえって病状が悪化した場合など、無用なトラブルにつながりかねません。
◎なお、復職後に精神疾患が再発・再燃し、再休職した場合には、復職に向けてリワークの実施を科すことは、検討する余地があります。
産業医や主治医のアドバイスを求めてください。
産業医や主治医のアドバイスを求めてください。
◎以下、おさらいです。
日本うつ病リワーク協会HPからの引用です。
「リワークとは、return to workの略語です。
気分障害などの精神疾患を原因として休職している労働者に対し、
職場復帰に向けたリハビリテーション(リワーク)を実施する機関で行われているプログラムです。
復職支援プログラムや職場復帰支援プログラムともいいます。」
気分障害などの精神疾患を原因として休職している労働者に対し、
職場復帰に向けたリハビリテーション(リワーク)を実施する機関で行われているプログラムです。
復職支援プログラムや職場復帰支援プログラムともいいます。」
因みに、リワーク(re-work)とは「return to work」を略した和製英語です。
気分障害などの精神疾患を原因として休職している労働者に対し、
職場復帰に向けたリハビリテーション(リワーク)を実施する機関で行われているプログラムです。
復職支援プログラムや職場復帰支援プログラムともいいます。
職場復帰に向けたリハビリテーション(リワーク)を実施する機関で行われているプログラムです。
復職支援プログラムや職場復帰支援プログラムともいいます。
◎リワーク施設には、いろいろなタイプがあります。
1.公的機関が運営している施設
例えば、東京であれば、
東京都立中部総合精神保健福祉センター(東京都福祉保健局、世田谷区)や、
東京障害者職業センター(高齢・障害・求職者雇用支援機構、台東区)等が有名です。
・メリットは、両機関ともに交通費以外は、原則無料です。
・デメリットは、遠隔地、通所時間が60分以上の場合は不向きです。
◎東京障害者職業センターのHPより
・職場復帰のコーディネートとはご本人・事業主・主治医の三者が復職を進めていく予定であることを確認後、
三者からの情報収集・相談を通じ、復職に向けた課題等を整理し、
三者からの情報収集・相談を通じ、復職に向けた課題等を整理し、
復職の進め方についてインフォームドコンセントに基づき提案していきます。
・リワーク支援とは(標準期間 概ね8~12週間)
支援計画に基づいて、ご本人・事業主・主治医の三者の書面による同意を得て下記の支援を行います。
A.ご本人に対して当センターへの通所、下記のプログラムの参加を通して、
職場復帰のコーディネートで確認された課題の改善に向けて取り組みます。
職場復帰のコーディネートで確認された課題の改善に向けて取り組みます。
・生活リズムの立て直し、体調管理
生活リズム表・作業報告書(睡眠・食事・活動時間、ストレス・疲労)の記入とチェック
・体力増進、集中力、指示理解力、判断力等の確認・回復脳トレ、個別作業
(事務・OA作業、立位作業)、自主学習(復職時の職務の準備、資格取得等)
・職場で想定されるストレスの把握、対処方法の習得
グループミーティング、アサーション講座、SST、キャリア講座、ストレス対処講座(基礎・認知療法)、
リラクゼーション技能(ストレッチ・呼吸法・筋弛緩法・自律訓練法・ヨガ等)
リラクゼーション技能(ストレッチ・呼吸法・筋弛緩法・自律訓練法・ヨガ等)
B.事業主に対して
復職支援担当者に支援の進捗状況をご確認いただきながら、
復職者に対する接し方や受入れの方法、復職後の職務設定の仕方等の助言を行います。
C.主治医に対して
医療面からの助言をいただきながら、支援の効果的な実施に対する協力をお願いします。
○各都道府県に同様の施設があります。以下より参照してください。
2.医療機関が運営している施設
日本うつ病リワーク協会のHPに掲載されている、全国の施設です。
メリットは、全国に点在しており、医療機関と一体で運営、
デメリットは、多くは診療報酬内の運営ですが、費用が高額になる場合もあります。よく確かめてください。
3.民間機関が運営している施設
EAP(従業員支援プログラム)機関等の民間企業が運営しています。
小職は、実態を把握していませんので、主治医の助言や施設側の説明や見学等により、判断してください。
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