中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

明日26日は、休載です

2018年09月25日 | 情報

明日26日は、出張しますので、休載します。
再開は、27日(木)です。

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セクハラを受けて精神疾患

2018年09月25日 | 情報

セクハラに起因する精神疾患に限ると年間1~3件にとどまる。」とあるように、
セクハラを認定するのがとても難しいのですね。なにしろ云った、云わない、またはやった、やらないの
水掛け論になるからです。周囲の証言とか、録音録画のような決定的な証拠があれば、別ですが。
加えて、周囲は、身に係る災難を恐れ、証言しない場合も多いようです。
それでも、今回は、公務災害を認定したのですから、結論は見えていますが東京地裁での審理が注目されます。

同僚が女性警視に「ちゃん」付け…公務災害認定
9/23(日) 読売

警察庁に勤務する40歳代の女性警視が、元同僚の男性警視のセクハラを受けて精神疾患になったとして、
同庁から国家公務員災害補償法に基づく公務災害として認定されていたことがわかった。
国家公務員がセクハラによる疾患で公務災害認定されるケースは珍しい。
女性警視は認定後の今年4月、精神的苦痛を受けたとして男性警視に損害賠償を求めて東京地裁に提訴し、現在、審理が行われている。
この訴訟に証拠提出された同庁や人事院の内部文書によると、男性警視は2014年、関西地方の県警から同庁に転任し、
女性警視と同じ部署に配置された。
その後、女性警視が15年1月、「セクハラを受けている」と上司に申告。
男性警視が女性警視を「ちゃん」付けで呼んだり、酒席や職場で卑わいな言動を繰り返したりしたと主張した。
同庁は調査の結果、同年2月に男性警視によるセクハラがあったと認定。
女性警視は同年3月以降、極度のストレスで目まいをおこし、抑うつ状態などと診断されたが、
同庁はこれについても「長期間のセクハラで強度の精神的負荷を受けたことが原因」と判断し、
人事院と協議の上、昨年3月に公務災害と認めた。
一方、男性警視側は訴訟で、「ちゃん」付けで呼んだことは認めたが、「セクハラはしていない」として請求棄却を求め、
セクハラを否定する元同僚の陳述書も証拠提出した。
今回の認定について、警察庁は「個別の件には答えられない」としている。
人事院のまとめでは、国家公務員の公務災害認定の件数は毎年、1000~2000件台で推移しているが、
セクハラに起因する精神疾患に限ると年間1~3件にとどまる。

 

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