中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

6時間未満が半数

2018年09月27日 | 情報

小職の経験則では、多くの場合、睡眠不足は「うつ病」への入り口と理解しています。
日経新聞が注目した項目を記事にしたのは、大いに賛同しています。

睡眠、40代最も短く厚労省 6時間未満が半数
2018/9/25付日本経済新聞

20代以上の男女の1日の平均睡眠時間を調べたところ、40代男女の半数前後が6時間未満しか眠れていないと答えていたことが
厚生労働省の2017年国民健康・栄養調査で分かった。
世代別で男女を比べると、40代以上では、いずれも女性の方が睡眠時間が短い傾向が強かった。
「睡眠で休養があまり取れていない」「全く取れていない」と答えた人の割合も40代男女の30.9%が最も高く、
50代(28.4%)、30代(27.6%)が続いた。
調査によると、40代男性は「睡眠時間が5時間未満」が11.3%、「5時間以上6時間未満」が37.2%で合わせると48.5%。
40代女性では5時間未満10.6%、5時間以上6時間未満41.8%で合計すると52.4%に上った。

(参考)平成28年「国民健康・栄養調査」の結果(厚労省 健康局健康課)
~体格及び生活習慣に関する状況は、依然として地域差あり~

このたび、平成28年10~11月に実施した「国民健康・栄養調査」の結果を取りまとめましたので、公表します。
平成28年調査は、平成24年以降2回目となる拡大調査を実施し、毎年実施している基本項目に加え、
重点項目として、糖尿病有病者等の推計人数及び体格や生活習慣に関する地域格差を把握しました。

【調査結果のポイント】
糖尿病有病者と糖尿病予備群はいずれも約1,000万人と推計
・糖尿病が強く疑われる者(糖尿病有病者)、糖尿病の可能性を否定できない者(糖尿病予備群)はいずれも約1,000万人と推計。
・糖尿病予備群は、平成9年以降増加していたが、平成19年以降減少。  
体格及び生活習慣に関する状況は、都道府県の上位群と下位群で有意な差
・体格(BMI)及び主な生活習慣の状況について、都道府県別に年齢調整を行い、高い方から低い方に4区分に分け、
上位(上位25%)群と下位(下位25%)群の状況を比較した結果、
BMI、野菜摂取量、食塩摂取量、歩数、現在習慣的に喫煙している者の割合(男性)で、それぞれ上位群と下位群の間に有意な差。
・平成24年調査と平成28年調査を比較したところ、都道府県の格差は、男性の野菜摂取量及び男女の食塩摂取量で縮小。  
受動喫煙の機会は「飲食店」が最も高く4割超    
・受動喫煙の機会を有する者の割合について場所別にみると、「飲食店」では42.2%と最も高く、
次いで「遊技場」では34.4%、「職場」では30.9%。 (30頁:図33)  
高齢者の女性における低栄養傾向の者の割合は、この10年間で有意に増加    
・65歳以上の高齢者の低栄養傾向(BMI≦20 kg/m2 )の割合は、男性12.8%、女性22.0%であり、
この10年間でみると、女性では有意に増加。(17頁:図8-1)

3.睡眠の状況(調査結果の概要のP26)
ここ1ヶ月間、睡眠で休養が十分にとれていない者の割合は 19.7%であり、平成 21 年、24 年、26 年、28 年の推移でみると、
有意に増加している。性・年齢階級別にみると、男女ともにその割合は 20~50 歳代で2割を超えている。

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