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YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

オオウバユリの種

2017-10-17 07:33:10 | 生物の不思議・生命の神秘


オオウバユリという植物の実です。
ユリという名前から、花のイメージはつくと思うのですが、個人的には花より実の方に惹かれる植物。



やや湿った薄暗い林内が好きなオオウバユリ。7〜8年かけて一度だけつけるというその花は、どちらかというと無骨な感じがしてしまいます(^^;;

名前の由来も花が咲く頃には葉が枯れ始めることから、「歯がない→葉がない」、よって「姥の百合」という嘘のような本当のような説があるくらいなのです。

もっとも花にしてみれば、人の感想などどうでもいいわけで、ようは実を結ぶために咲いているのです。そのためオオウバユリはとても香りが良く、夜になるとより匂いが強まるのだとか…。夜行性の蛾をおびき寄せ、受粉の手伝いをしてもらうようです。

そうして実ったのがこちらの実。



1つの実の中にはものすごい数の種が、詰め込まれています。

たった1つの実の中に、これだけの種が入っていました!!




一体どうやって、収まっておるのかというと…。
その姿はなんというか、「瓦煎餅」?



隙間なく積み重なってます!

上から見るとこんな感じ



なんともお行儀よく収まっているではないですか!!!

種とタネの間の壁は櫛状になっているようです。



見事な作りですよね。

一生に一度っていう生態については、今回調べていて初めて、知ったのですがようやく実った種を持ち帰ってしまった自分はなんで罪深いのか…。

ほら、こ〜んなに…(^^;;



これ、いくつ分の実からとれた種だと思いますか?











正解は…


たった5つ分でした!!

本当は熟しきって、実が開き、風に乗って散らばる予定だったんでしょうね。



上の写真は北海道の小樽の雑木林で、春先に撮影しました。オオウバユリの実は種を散らした後、秋から冬を越え、やがて朽ちていくのでしょう。

ちなみにアイヌの人々はこのオオウバユリの球根を掘り、粉にしたり繊維を乾かしたりして保存食として利用したそうです。Wikipediaの「食用」の項目にやたら詳しくかいてありました
Wikipediaオオウバユリ

じっくり観察できたので、今後は、オオウバユリは持ち帰らないようにしたいと思います。


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