
職場の玄関に置かれた月下美人の鉢植え。そういえば、去年の今頃も置かれていたっけ…。日常の忙しさにホッと潤いをいただける素敵な職場。
しかしながら、夜開か花はなかなか見ることが叶いません。
が、咲き終わった花をいただきましたので、詳しく観察。


↓↓↓

おお〜!!!
すごい数の雄しべです
すでに香りはなくなっていましたが、開花時には周囲10mにも届くと言われる、ジャスミンともユリともつかぬ良い香りは、この雄しべがら出ているのでしょうか?
闇夜の中に一夜だけ上を向いて花開く月下美人の花(画像は借り物です)

その美しさはまさに月下の美人。アメリカでは「A queen of a night」とも呼ばれるとか…
メキシコ原産のこのゴージャスな花の花粉を運ぶのは、なんとコウモリ。上向きの花の上でホバリングしながら蜜を舐めるんだそうです。顔いっぱいについた花粉を想像すると、なんだかカワイイですよね。

そして柱頭についた花粉は長〜い雌しべの先にある子房にたどり着き結実。日本ではなかなか手に入らない実はサクサクしていて美味しいという情報も!!
ちなみにつぼみや花も食べられるそうですので、気になる方はクックパッド等で調べてみてください。呼吸器系に作用し、薬膳にも使われるとのことです。

↑切り取った花冠の半分を並べてみました
サボテン類の花は、萼や花弁の境界線が曖昧で、区別しないようですが、外側の花弁が花を守る萼片のような特徴を持つようです。
実はこの後、挿し芽をいただき、現在我が家でも栽培中。残念ながら今年は開花には至らない模様。いくつも花をつけるくらい、大きく育ててみたいです♪
★★★★★★★★★★★★★★★★★
季節の話題がギュッと詰まったホームページを新設しました→横浜歳時記七十二候
日々の自然情報をインスタでアップしています→ynwc_photos
★★★★★★★★★★★★★★★★"