YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

スギナの水滴〜気孔と水孔〜

2020-04-24 07:28:00 | 草花



通勤途中に通るクリ園の林床。
先日も紹介した美しい風景。

このスギナについた水滴。
ハスの葉と同じように撥水性の仕組みがあるのだろうか… 



蓮の葉は、その表面の微細構造によって、濡れることがないんだそうです。水は表面張力でまん丸になり、葉の上をゴミや埃を巻き込みながら、転がり落ちます。

ロータス効果っていうらしい…。

…なくらいにぼんやり思っていたのですが、間違いなくチコちゃんに叱られるやつ(笑)

ぼーっとしていてスミマセン。




調べてみたら、この水滴はスギナの内部から排出されたものなんだそうです。

植物の葉には気孔という器官があることは知っていましたが、普段は余分な水分は水蒸気として気孔から排出しているものの(蒸散)、湿度が上がりすぎるとそれが追いつかず、水孔から液体の状態で排出するそうです。

それがこれ




それにしても美しい…。

水孔は、発達しているものとそうでないものがあるらしく…

どうやら朝露もこれと関係があるような…ずーっと結露的なものかと思って生きてきたので、すごい衝撃を受けているところ∑(゚Д゚)

とっても気になる水孔のはたらき

何気なく見ているものでも、知らないことがたくさんあります。ほんと、人間て、ぼーっと生きてる生き物なのかも…




でも、そんな理屈を抜きにして、美しいものは美しいんです♪







★★★★★★★★★★★★★★★★★

季節の話題がギュッと詰まったホームページを新設しました→横浜歳時記七十二候

日々の自然情報をインスタでアップしていますynwc_photos

★★★★★★★★★★★★★★★★"