YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

ひょんなことから「ひょんの実」を磨く

2016-01-30 10:45:49 | 日々のお話
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おはようございます(*^_^*)
雨降り土曜日、皆様はいかがおすごしですか?

さて、今朝は「ひょんの実」のお話



「思いがけないところから」とか、「奇妙なところから」とか言った意味を表す「ひょんなことから」。その語源の一つとされている「ひょんの実」。

この実は、側面に空いた穴から息を吹き入れると「ひょう」という音がなることから「ひょんの実」と呼ばれています。

でも本当は「実」ではありません。



これ、イスノキ(別名ヒョンノキ)という樹木の虫癭(虫こぶ、またはちゅうえい)です。側面に空いている穴は虫の脱出口。

イスノキには大きな虫こぶがたくさんつき、それが特徴になるほどです。

上の写真は年末のお掃除で出てきた母のコレクションの一つ
母のコレクションを片付ける

かなりくたびれてきたので、捨てようかどうしようか悩んで、とりあえず今回は残しておいたもの。

そうしたら、ひょんなことから、この虫癭の新たな使い道を発見!!そのひょんなこととはこちら↓


瑠璃も玻璃も磨けば光る

「屋久島の木+αを磨くワークショップ」に参加した時とき、素材の一つとしてこのヒョンの実み(イスノキの虫癭)が素材のひとつとして持ち込まれていたのです!!

分かりますか?
真ん中で茶色く光っているのが虫癭です。



すごい!!

だったらやってみよう…と思い、さっそく紙やすりを購入。



とりあえず、小さい方を取り外し、磨いてみました。



う~ん…
どうなのかなぁ…

ワークショップの虫籠は、海岸に打ち上げられ、すでに波にもまれて丸みを帯びているものだと聞いていましたが…

でもとりあえず、磨いていきます





ひびが入っちゃったし、枝についていた部分なのか新たな穴も出現!





でも、どんどんツルツルになって光沢も出てきましたよ(((o(*゜▽゜*)o)))

なんとなく、形は不格好ですが、手にしっくりと馴染んで、にぎっていると気持ちがいいです。

これは大発見!!!

こんな素敵なアイディアを授けてくれた屋久島ガイド「森の旅人」のけんちゃん、なおちゃんに大感謝。

その後、けんちゃんとのやとりで、イスノキには9種以上のアブラムシが虫瘤を作るんだと教えてもらいました!

私が磨いたのはなんていうアブラムシかは現在調べ中。

アブラムシって聞くと、うげって思う人も多いと思いますが、この虫瘤は染料にも使われる優れもの。昔は、子どもの遊びでも笛として親しまれていたようです。

とにかくたくさん虫瘤をつける木なので、次は気に入った形のものを探して磨いてみたいなぁ…。

ワークショップでも大人気で、9つ持ち込んだものはすでに品切れらしいです。

虫瘤の時代の幕開けです!!!

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