「ぐうたら ・フォト日記」

「ぐうたら」を生活信条とする、ぐうたらなフォト日記です。時々『写真の無い・フォト日記』にもなります。

本が本を呼んで・・・!

2009年03月22日 | フォト日記
若い頃、僕は音楽家を目指していて(今でも目指していますが)現代音楽に興味を持っていました。武満徹が亡くなったのは1996年で、その1年後発刊されたこの本をすぐに買ったのですが、眺めただけで本棚に眠っています。

土曜日は今度写真展を一緒にやるN氏と打合せをしました。(これは内緒ですが、場所はN氏の勤める設計会社の会議室を定例会議と称して使っています)その手前(?)参考書を2・3冊持って行きました。コルビジェ展のカタログ、メーリニコフ(ロシアの建築家)展のカタログ・・・、と幾つか探し、そんな本に混じって『武満徹の世界』が目に付きました。久しぶりに引っ張り出し、夜その中のジョン・ケージとの対談を読んでいると、バックミンスター・フラーと言う名前が出てきます。気になって調べてみると、アメリカの建築家でした。

去年アメリカに行ったので、手元にある『アメリカ建築案内』と言う本を探したのですが、彼の立てた建物は出ていません。調べてみるとかなりユニークな人で、フラー・ドームと言う、よくレーダードームで見る、円に近い軽量のドームを考えた人だそうです。著書に『宇宙船地球号操縦マニュアル 』と言うのがあることを知り、面白そうなので、今日お墓参りに行った後探してみました。

本屋に行って一通り探しても見つからないので、聞いてみました。「筑摩学術新書?だったかな・・・?」と言って、検索してもらうと、すぐ目の前に新学期用のコーナーがあり「ちくま学芸文庫」が平積みになってありました。「あー、これか!」

結局在庫はなく、「取り寄せになりますが・・・?」、「ウーム、買っても読まないかな・・・?」と思いつつ、「これも何かの縁だろう!」と頼んでしまいました。

ここで終れば「目出度し、目出度し?」なのですが、手元に無いとなると、何か買って帰りたくなります。「ちくま学芸文庫はどこに並んでますか?」と案内された棚に並んでいたのが『エッフェル塔試論』、ぱらぱらめくると写真や図版もいっぱいあります。「これ以上、本を増やしてどうするんだ!」、「どうせ読まないぞ!」、「でも面白そうだな・・・!?」(結構厚い本なので、読み終わるまでに50年は掛かりそうです)
コメント
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