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ぽかぽか春庭>「雲は天才である」の歌

2012-03-19 00:00:01 | エッセイ、コラム
2012/03/19
ぽかぽか春庭カフェらパンセソバージュ>bbsコピー(6)石川啄木「雲は天才である」の歌

石川啄木「雲は天才である」の歌
purelife11
>石川啄木の雲は天才であると言う詩をご存知ですか?
春まだ浅く
月若き、、、、、
だったか、学生時分にメロディ付けて教えて頂いたのですが、忘れてしまいました。
検索かけたのですが、無かった?
探し様が悪かったのかも知れませんが、春さんがご存知なら、それの方が早いからと、安直な手段行使(笑)
================
オニさんへ
 検索上手な春庭、以下のことをしらべましたので、お知らせします。
================
haruniwa
「雲は天才である」の中にでてくる合唱曲の歌詞は以下の通り。
 二階から響いてくる「若々しい、勇ましい合唱の聲」として小説中に歌詞がのっている。、

春まだ淺く月若き
生命(いのち)の森の夜(よる)の香(か)に
あくがれ出でて我が魂(たま)の
夢むともなく夢むれば

「自主(じしゆ)」の劍(つるぎ)を右手(めて)に持ち、
左手(ゆんで)に翳(かざ)す「愛」の旗、
「自由」の駒に跨がりて
進む理想の路すがら、
今宵生命(いのち)の森の蔭
水のほとりに宿かりぬ。

そびゆる山は英傑の
跡を弔ふ墓標(はかじるし)、
音なき河は千載に
香る名をこそ流すらむ。
此處は何處と我問へば、
汝(な)が故郷と月答ふ。

勇める駒の嘶(いなな)くと
思へば夢はふと覺めぬ。
白羽の甲(かぶと)銀の楯
皆消えはてぬ、さはあれど
ここに消えざる身ぞ一人
理想の路に佇みぬ。

雪をいただく岩手山
名さへ優しき姫神の
山の間を流れゆく
千古の水の北上に
心を洗ひ
そびゆる山は英傑の
跡を弔ふ墓標(はかじるし)

2007-02-01 09:44:38 返信フォームへ 掲示板へ戻る


石川啄木「雲は天才である」つづき「紫紺歌」
haruniwa
オニさんが覚えたのは、この石川啄木の詩をもとにして某国立大学工学部の応援歌として採用された「替え歌」のほうであると思われます。(某国立大学の名は検索してもわかりませんでした)
ネットで、「紫紺歌」「応援歌」で検索すると明治大学ばかりがでてきてしまい、大学名は検索できず。

「紫紺歌」というタイトルで、「大学校歌・学生歌・応援歌」などを収録したレコード・CDに収録されているようですから、探してみると見つかるかも。

「紫紺歌」
紫紺歌        
春未だ浅く月若き 
むらさきの森の夜の香に 
あくがれ出でて我が魂の 
夢むともなく夢みれば 
さ霧の彼方たゆたゆと 
若き力のもえいずる
自主の剣を右手に持ち 
左手にかざす愛の旗 
自由の駒に跨りて 
進む理想の道すがら
今宵紫紺の森の陰 
水のほとりに宿かりぬ
===========

 また、盛岡市立渋民小学校の校歌としてこの石川啄木の詩に清瀬保二が曲をつけた歌が歌われています。
 こちらは、調べれば曲もわかると思いますが、オニさんが聞いたのは、上の学生歌「紫紺歌」のほうと思います。
2007-02-01 09:45:34 ページのトップへ


Re:石川啄木「雲は天才である」の歌
purelife11
春庭さん、凄く調べて頂いて、光栄です
m(_ _)m

でも流石ですね!
(^_^)v
詩を見ながら、メロディを口ずさんでみたのですが、剣の辺りからメロディが変わったようなで思い出せず
(^。^;)
色々調べて頂いた応援歌や校歌に付いて調べてみます。

私が検索しても、雲は天才であるだけしか分からず、歌の詳細が分かったのは、何と40年振りです(*^_^*)
本当にご足労おかけ致しました。
感謝にたえません。
何とか私が学んだメロディを探し出して、掲載致したいと存じます。
有難うございました
m(_ _)m

2007-02-01 17:34:15 ページのトップへ
色々有難うデスo(^-^)o
purelife11
こんにちは。
昨日から検索をかけてみたのですが、分かりませんでしたので、啄木記念館に電話致しました。
そのご報告です。

同じ詩の内容で、校歌や応援歌としては渋民小学校の校歌だけだそうです。
私が知るメロディをお伝えした処、一般の音楽としては、昭和11年の映画『情熱の詩人啄木』の主題歌として、古賀正男さんが作曲されたものがあり、私が学んだメロディでした。

作詞石川啄木
作曲古賀正男
『春まだ浅く』
でした。
歌っておられる方までは聞きませんでした。

今仕事の休憩中です。
間も無く始まりますので、お礼かたがたご報告まで。
また書きに来ます。
有難うございました
(*^_^*)
2007-02-02 12:51:45 ページのトップへ

☆   ☆   ☆   ☆   ☆

2012/03/19
 雨の中、工芸館へ出かけて、織物の天才の仕事を見てきました。何によらず、天才の仕事はすごい。夜はテレビで彫刻の佐藤忠良の仕事を見た。これも天才。
 凡才鈍才の我が身をふりかえれば情けなくもあるが、今生き続けているという才能において、人はみな天才であると思えばよろし。
コメント (6)
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