グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

秋のツアー色々

2011年10月30日 | ツアー
3日間連続でツアーに行ってきました。
毎日がとっても秋らしいツアーでしたよ~。

一昨日です。
この日が一番天気が良くて、青空に浮かんだ白い雲がきれいでした。

ね?気持ちよさそうでしょう~?

この日参加されたお客様の最少年齢は2歳(もうすぐ3歳)、最高年齢は84歳。
ペースはいつもよりゆっくりでしたが、全員無事に大きな火口に到達しました。

皆さんが頑張って歩いてくれたためか普段よりもずっと達成感があって、火口をのぞいた時は「やった~!」って思いました。
風も強すぎず、暑くもなく寒くもなく、ススキたちはキラキラしていて、なんだか三原山がこの日のツアーを応援してくれているように思えました(^。^)

続いて、昨日です。
I社の社員旅行37名の方達のツアーで、午前中は元町クイズラリー、昼食をはさんで三原山登山を行いました。

元町クイズラリーも、もちろんジオネタです。
題して「伊豆大島ジオパーク・元町クイズラリー」

普通に回ったら15分ぐらいのコース上の8か所にスタッフを配置、クイズを出しながら噴火が作った大島の風景や人の暮らしとの関わりを説明しました。

長根岬でスタッフの説明を聞きながら、クイズの解答を考える皆さん。

クイズの8問目は「ジオパークの楽しさを一言で表現するとしたら何でしょう?」というやや答えにくい設問でした。(笑)

皆さんからいただいたクイズラリーの感想は…
「大自然に抱かれた。島の歴史と自然がリンクしている。何もない所だと思っていたけれど、知って歩くと景色が変わる。楽しい。温泉に入りたい。地球は生きている。地球は偉大。地球に住んでいることを実感できた。」などでした。

いきなりの質問を一生懸命考えて下さったI社の皆さん、ありがとうございました!(^^)!

さて、元町で昼食を取った後は全員で山登りです。

この後3班に分かれ、それぞれの班にガイドがついて火口展望所を往復しました。

前日より雲が多く風も冷たかったけれど、いつも同じフロアで一緒に仕事をしている皆さんだけあって、和気あいあいとした楽しい山歩きでした。


何と言っても素敵だったのは、山頂から眺めた対岸の景色と空が織りなす風景です。
伊豆の山々や富士山が雲の上に頭だけのぞかせていました。

空には刷毛で掃いたような秋の雲。
「空と海との区別がつかない~」そんな声があちらこちらから聞こえてきました。

本当に、空に富士山が浮かんでいるような、息をのむほど美しい景色でした。
あんまり綺麗だったので、さらにもう一枚。

写真の中の伊豆の山と富士山、見つけられますか?

最後に今日のツアーです。
今日は「島もよう」を読んだ25歳の女性4名のグループと、裏砂漠&樹海を回りました。

皆さん高校の同級生で25歳、1986年生まれなのだそうです。
なんと全員大島の噴火の年に生まれた方達です!

「同級生同士で写真を撮りましょう!」と言うことで、1986年の溶岩流と記念撮影(^^)v

「ずいぶん大きな同級生ですね。」とお客様。
確かに!(^O^)

裏砂漠では「車が止まっている」と思ったら…やっぱり!火山観測ロボットの実証実験中でした。
噴火をした時のデータを集めるために研究開発されているロボットです。

今回はソフトの実験中で、実際のボディはもっと噴火に耐える丈夫なものになるのだそうです。
ロボットの正面顔(?)と記念撮影させてもらいました。
(実験中に色々説明してくださったT大学の皆さん、ありがとうございました。)

ところで今日は大のススキ好きの女性がツアーに参加されていました。
でも空は雨が降り出しそうなグレーの色。

「一瞬でも晴れるとキラキラして綺麗なんですけどね。空よ晴れろ~。」なんて念じながら歩いていたら、奇跡が起きました!
ススキが一番たくさん重なっている場所で、一瞬(本当にその一瞬だけ)太陽の光がススキを照らしたのです!

「うわ~!」「スゴイ~!!」
ススキと一緒に喜びを表しての記念撮影(^^)v

三原山の粋な計らいに「本当にありがとう!」って思いました(^O^)

お客様と一緒に、秋を堪能した3日間でした~(^^)v

(カナ)









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